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北信介昼、今日も用事あるん?無理せんといてな?
午前の授業が終わると同時に送られてきたLIME
用事はない。でも食堂に行くと侑さん達にあうことになる。どこかであの時の3人が見てるかも知れない、そう思うと私は教室で購買で買ったパンを食べるようになった。
教室にいると理石くんがたまに話しかけてくれるから、独りぼっちっていう感覚はなかったし、侑さん達が私を忘れるまで教室で昼食を済ませることにした。
Aしばらくは一緒に食べれそうにないかもしれん。ごめんね
北信介おん、何かあったら兄ちゃんに言うんやで、俺はいつでもAの味方やから
Aありがとう
それだけ返して、スマホを閉じて、教室を出た
行き先は購買。
何か特定のものが欲しいわけじゃないし、いつも余ってるものを買ってる。大体どれも美味しいし。
購買に着いて、一番最初に目についたサンドウィッチを買う。
いつもは無いのにな、と思っていると、背後から聞き覚えのある声が聞こえた
角「なんで今日は購買なの、こないだもいきなり食堂行くって言ってたし」
治「今日は焼きそばパンが多い日やねん、逃すわけにはいかんやろ」
すぐに角名さんと治さんだと判断すると、身を縮め、レジのおばちゃんが早く会計してくれるのを待つ
周りの女子は「えっ、あれ治先輩じゃない?」とか「治くんの隣にいる人もかっこいい…」とか言っててレジのおばちゃんも「あらま」とか言ってる
こんな女子だらけの場所で話しかけられたら「誰アイツ」とか「は?意味わかんない」とか言われて今やっと癒えてきた傷がさらに抉られるんですが。
お願いだから話しかけないで!(フラグ)
心の中で何度も願った
が、
角「あ、北さんカラー」
こういう時(だけ)や、
髪の毛を恨むのは
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作者名:恵舞 | 作成日時:2020年5月29日 18時