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食堂.
1人での食事。やっぱり寂しい。
そう思っていると
侑「Aさーん!」
食堂全体に私の会いたかった人の声が響く
それと同時に周りの人の視線が集まる。
その視線から逃げるように侑さん達の方を見て手振ると、パァッと笑顔を咲かせてこっちに駆け寄ってくる
追い付いた治さんに「うっさいねん」と首をチョップされると「人を呼ぶのにデカい声出して何が悪いねん!」と治さんに噛み付く侑さん
いつもは喧嘩ストッパーのお兄ちゃんがいるけれど、今日はいないから少し戸惑っている角名さん
その光景を微笑ましく眺めていると、銀島さんがこんなことを言い出した
銀「せや、LIME交換しようや」
場違いだと自分でも思ったのか、「あっ…スマン」
と申し訳なさそうに言った
『いいですよ!』
侑「銀だけずるいっ!俺もAさんと交換する!」
そう言ってもう画面にQRコードが映っているスマホを準備して待っている侑さん
「俺もっ!」と言ってスマホを取り出す治さん、「じゃあ、流れ的に俺も」とポケットを漁る角名さん
「あはは」と笑いながらQRコードを読み取る私。
内心めっちゃ喜んでる。
こんな私でも他の人と同じように接してくれる4人。
そんな4人と連絡先を交換できるなんて、すごく嬉しい。
画面を見てにこにこしていると、治さんがある提案をした
治「せや、今日北さんのお見舞い行こうや」
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作者名:恵舞 | 作成日時:2020年5月29日 18時