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52話 ページ8

沖田said
?「では正直に答えろ









・・・雫のことをどう思った?」


どう思った・・・?
そんなの



















沖「好きに決まってんだろィ」


残魂?
魂だけの存在?
異質?

知るかんなもん

俺が雫を好きっていう心は
んなもんで揺らがねえ

揺らぐくらいなら
とっくに雫の事なんて忘れてる

白猫はしばらく俺を見ていた
そして鼻を鳴らす


?「・・・合格じゃ」

沖「は?」

?「もし気味が悪いなんぞとほざいたら
咬み殺してるところじゃった
それから本心を言わなかったら
ゴキブリにしてこの世界に放置するところじゃった

・・・紛れもなく合格じゃ」


・・・とにかく合格したらしい


?「じゃあ雫を説得して貰おうかの」


白猫がそう言うと
白い世界に穴が開いた

地面?に開いた黒い穴は
ちゃぶ台があった所に開いていた


沖「何すりゃあいいんでィ」

?「雫はこの中のどこかにいるはずじゃ

ここはわしが造った世界じゃが
この中は雫が造った世界じゃ

・・・惑わされるな
雫以外は全て幻じゃ」

沖「・・・? 何言っt(ドン
あ・・・」


落ちる

暗闇の中で声が聞こえた


?「ああ、そうじゃった

・・・わしは薄氷(はくひ)

雫の憑神(ツキガミ)じゃ」

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作者名:飴降り | 作成日時:2015年10月13日 4時

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