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52話 ページ7

沖田said
?「ま、とりあえず座れ」

沖「地面に座るわけねぇだろィ」

?「座布団そこにあるじゃろ」

沖「あ、本当だ」









?「準備はいいか?」


ちゃぶ台を挟んで向き合ってる


沖「準備もクソもねーし」

?「・・・いちいちムカつくやつじゃ

まあ構わん

じゃあまずは雫のことじゃ」



あいつが今更どうしたのだろうか


?「もう外に出ても問題ないんじゃが
当の本人が出たくないと言っておる
以前の雫では考えられんこt」

沖「ちょっと待ちやがれィ」


何言ってんだこいつ

・・・雫は死んだ
だからAも葵も復讐した


?「・・・ほう、そっちでは死んだ事になっているという訳か」

沖「何を(?「まあそう思うのも無理はないかも知れんのう」

?「あやつは危険な状態じゃったし
姿が無ければ消えてしまったと思うのも無理はない」


・・・どういうことだ?


?「はっきり言わんとわからんか?











































雫は生きている

まあ、生きていると
言っていいのかは分からんが・・・」


目を見開く

生きている・・・?
雫が・・・?


沖「・・・本当かィ・・・?」

?「嘘をつく理由がないじゃろーが、アホ

大体、遺体なんぞなかったじゃろ?」

沖「それはAが・・・」


そうだ
Aが言っていた

残魂の状態では
生命力が無くなった時点で
消え去ってしまうらしい

白猫はぴくりとヒゲを揺らして呟いた


?「・・・稲荷の娘に要らんことまで吹き込まれたか」

沖「知り合いかィ」

?「腐れ縁みたいなものじゃ
あれの神社はわしの元の居場所じゃからの」


謎の言葉をつぶやいて
白猫は何かを考えてるようだ

神社・・・ってことは
Aは神社に住んでんのか


?「まあ、『化け師』は巫女の仕事じゃからのう・・・」

沖「化け師・・・?」

?「妖や幽霊を相手にする仕事じゃ」


・・・


沖「・・・陰陽師みたいな?」

?「厳密には違う

陰陽師などは妖や幽霊を滅することが仕事じゃが
化け師は滅すことはほぼない
基本的には会話で何とかしてしまうものじゃがな
簡単に言えば『妖や幽霊と友達になろう』という感じじゃ
まあ(沖「もういい」


最早こいつが何を言ってるのか分からない


沖「・・・」

?「すまん、喋り過ぎた

・・・雫のことは分かっとるんじゃな?」

沖「・・・おう」


真剣な表情になった(様に見える)猫

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作者名:飴降り | 作成日時:2015年10月13日 4時

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