ひぷのしすようちえん！ (短編集)

げき│ ページ33

寂「おおきなかぶ。
　 むかしむかし、ちいさなむらに、のうかをいとなむろうふうふがくらしていました。
　 あるひ、いつものようにどっぽおじいさんがはたけにいくと、
　 おじいさんさんにんぶんくらいの、おおきなかぶがなっていました。」

独「えっ、こんなのきのーはなかったのに…。」

寂「ふしぎにおもったおじいさんは、かぶをひっこぬくことにしました。」

独「うんとこしょっ、どっこいしょっ、」

寂「しかしかぶはぬけません。
　 そこで、おじいさんはひふみおばあさんをよびました。」

独「ひふみ、はたけにでっかいかぶができたんだけど、ぬけないからてつだって。」

ひ「どっぽよわすぎっしょwおれっちてつだってあげ…ってでっか！まじうけるんですけどwww」

寂「おばあさんはおじいさんを、おじいさんはかぶをひっぱります。」

ひ·独「うんとこしょっ、どっこいしょっ、」

寂「まだまだかぶはぬけません。」

ひ「むりじゃね？ぎょーしゃさんにたのもーよ。」

独「そーだな…。…そーいえば、このかぶひっこぬいたらどーする？
　 きかくがいだしうれないよな…。」

ひ「おれっちがりょーりするよ！かぶぱーりーない！」

独「かぶ…ぱーりー…ない…？
　 そ…そんなの…ぎょーしゃがくるまでとか…」

ひ「どっぽぉ？どした？」

独「まてんぞぉぅ！」

寂「おばあさんのりょうりをまちきれなくなったおじいさんがしゃうとすると、
　 ぱりーんというおととともに、じくうにあながあきました。」

ひ「どっぽすげー！www」

理「む、ここはどこだ？」

寂「ひとつめのあなから、りおゆきひめがでてきました。」

理「しょーかんのなはりおゆき。
　 いま、あやしいまじょとかがみにおわれてるんだ。かくまってくれないか？」

独「かくまってくれといわれても…。」

帝「ほんとにりおゆきはこっちにきたのか？」

幻「しょーせーがしっかりとみたのでまちがいないです。…うそですけど。」

帝「うそかよ！」

寂「りおゆきひめとおなじあなから、あやしいまじょとまほうのかがみがでてきました。」

帝「かがみよかがみ、りおゆきひめはどーこだ！」

幻「しょーせーがたべました。」

帝「たべっ…！？」

幻「うそですよ。ほら、りおゆきひめならあそこに。」

帝「あ、いた！これでもくらえ！びりればりれるー！」

寂「まじょがじゅもんをとなえると、さんぷんでりょうりをしょうかいする
　 あのきょくがながれてきました。」

帝「あれ！？」

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