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無意味な遊び ページ7

「__無論、暇でしたので遊び半分ですよ、」

ジャックは手元の開いてあった
メニュー票らしき本で口元を
いつの間にか隠していた。
今見るとここの部屋は
白黒ばかりの物が置いてあり
壁も白や黒、と
"ここの部屋の中は色が無いのだろうか?"
と思わせるような部屋だった
但し、机以外は。
机は丸型で気で作られているのか
茶色色だった。

『遊び半分...でわたしをここに?』

何だか馬鹿にされたようでならない。
"遊び半分"で此処に招かれた、
手を取ってしまった自分を恨みたい。

「はい、そうですねえ。
其の通りです
まぁこれは"物語の通り"に
私は動いた迄です」

目を細め笑うルカ。
隠されている口元とはきっと歪んでいるだろう
唖然とするフローラを気にせず
「そもそも、」と続ける

「私が助けていなかったら貴方は今頃
孤独に生きてますよ。
まぁ、どうなろうが結局,"此処に来る"
っと言う結果は変わりませんが。」

ふぅ、と一息つくとルカはメニュー覧を
パタン、と閉じ机の隅に置き立ち上がった

「フローさん、ギルさん、宜しければ
フローラさんにこの国の住民を
紹介し、かつ、
国の事を教えてあげてください」

音符がつくような先程とは違う高いトーン
で言いながらウィンクをした。

「あ、はい、良いですよ?ね、師匠?」

「ん、勿論。」

フローはギルとフローラの手を引き
部屋を出て行った。









「嗚呼...つまらなかった物語は
いよいよ愉しくなる...
愉しみだ」

悪魔は静まり返った部屋で独り、
ククッ、っと嗤った。

魔法 と 人々 。→←人魚≠不死身、悪魔ジャック



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とある学校の幽霊サン(プロフ) - -翡翠月光-さん» あたしの為になんてうれしすぎますううう! (2015年6月1日 1時) (レス) id: e49c6ada51 (このIDを非表示/違反報告)
-翡翠月光-(プロフ) - とある学校の幽霊サンさん» 嗚呼...凄く嬉しいです...とある学校の幽霊サンのためにも頑張りますよぉおお!(( (2015年5月31日 21時) (レス) id: e1d36f245d (このIDを非表示/違反報告)
とある学校の幽霊サン - -翡翠月光-さん» はい!あたしなんかでいいなら沢山応援致します!! (2015年5月31日 21時) (レス) id: 20562c1eec (このIDを非表示/違反報告)
-翡翠月光-(プロフ) - とある学校の幽霊サンさん» うがが...とある学校の幽霊サンお褒めいただきありがとう御座います!これからも頑張って行きたいので応援宜しくお願い致します! (2015年5月31日 21時) (レス) id: e1d36f245d (このIDを非表示/違反報告)
とある学校の幽霊サン - 翡翠月光さんって面白いもの書きますよね……あたしいつも更新楽しみにさせてもらってます。あたしにはアドバイスなんてできないけど、翡翠月光さんには頑張って欲しいです!頑張ってくだサイ! (2015年5月31日 21時) (レス) id: 20562c1eec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-翡翠月光- | 作成日時:2015年5月30日 13時

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