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人魚≠不死身、悪魔ジャック ページ6

廊下をコツコツと歩いていく
先程までは暗かった屋敷内は
先に進む度にポッ、ポッ、と火が灯っていく
オレンジ色ではなく赤、青、赤、青
と交互に色が違う
炎の隣には幾つか扉があり
触るとどれもドアノブは冷たい

...なにか在るのだろうか?
氷?いや、エアコンで部屋を
冷たくしているかドアノブが冷たいのだろうか。
そんな事を考えながら歩いていると、
奥の部屋から机を叩く音と怒鳴り声が聞こえた。

「あぁもう!こっちからわざわざ歩いて
依頼しに来たのになんであんたは
めんどくさいこと言うの!?」

どうやら喧嘩中らしい
次の声は全く怒っていなく冷静な声...
ではなくにやけているのが分かるような
声だった。

「まぁまぁ、今は出来ないんですよ
私、これでも分身ですから」

ギルは立ち止まりフローを見て
苦笑いしながら言った

「師匠,どうするんです?」

「...ジャック...うん、分身らしいし...
...行こっか」

フローラは頭に疑問符が浮かぶが
二人はお構いなく奥の部屋の扉を開けた

「ルカさぁん...ユキノちゃん...
いい加減喧嘩、やめましょう?」

「だって!この!鬼畜悪魔が!!
人魚の!海を!!広げてくれないんだもん!!」

ピンク色の髪の毛の女の子ユキノと____
赤色の髪をした悪魔のジャック,基語り手の私
ルカの分身、が、何かを揉めていた

「流石に...おや?これはこれは...
フローラ・アプフェルお二人さんと
ギルさんじゃないですか☆」

フローラをつれてきた張本人はフローラを見て
微笑み手を振るだけ。
何も気にしていないようだ。

「鬼畜悪魔!覚えとけっ!!
あと人魚は不死身じゃないから!!」

ユキノはフローラとギルの間をすり抜け
部屋を出ていってしまった。

『何があったんだろ...
あと人魚って不死身じゃないんだ!
初めて知った!』

キャピキャピと騒いでいると
ジャックは口を開きこう言った

「ようこそフローラさん、
ここが"夢の国"、"スカアトリー"です
お愉しみ頂けてるでしょうか?」

にやけながらも喋る姿は実に悪魔らしかった
フローラはついさっきあった悪夢の様な
出来事を思い出し顔を歪めた

『あの時はなんで私を助けたの?』









___悪魔はまたにやけながら口を開いた

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とある学校の幽霊サン(プロフ) - -翡翠月光-さん» あたしの為になんてうれしすぎますううう! (2015年6月1日 1時) (レス) id: e49c6ada51 (このIDを非表示/違反報告)
-翡翠月光-(プロフ) - とある学校の幽霊サンさん» 嗚呼...凄く嬉しいです...とある学校の幽霊サンのためにも頑張りますよぉおお!(( (2015年5月31日 21時) (レス) id: e1d36f245d (このIDを非表示/違反報告)
とある学校の幽霊サン - -翡翠月光-さん» はい!あたしなんかでいいなら沢山応援致します!! (2015年5月31日 21時) (レス) id: 20562c1eec (このIDを非表示/違反報告)
-翡翠月光-(プロフ) - とある学校の幽霊サンさん» うがが...とある学校の幽霊サンお褒めいただきありがとう御座います!これからも頑張って行きたいので応援宜しくお願い致します! (2015年5月31日 21時) (レス) id: e1d36f245d (このIDを非表示/違反報告)
とある学校の幽霊サン - 翡翠月光さんって面白いもの書きますよね……あたしいつも更新楽しみにさせてもらってます。あたしにはアドバイスなんてできないけど、翡翠月光さんには頑張って欲しいです!頑張ってくだサイ! (2015年5月31日 21時) (レス) id: 20562c1eec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-翡翠月光- | 作成日時:2015年5月30日 13時

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