姉ちゃん12 ページ14
*
北side
A「ここにはおらへんねん…」
ここにはおらへん。その言葉で全員が息を飲むのがわかる
侑も治も、何とも言えない顔してる辺りしらんかったんやな…
A「…朝起こしにいったら冷たくなっとたんやって。その近くに私に宛た手紙、大量の薬が落ちてたんやってさ」
生きた心地せえへんかったわと呟くA
ビューっと、風が吹きAの髪が揺れる
A「手紙は今でも大切に持っとるし中も読んだ。…気づかなかったけど、その子4ヶ月の間頭下げに行ってたみたいや」
北「…」
A「自分と早くバレーしたいって。そう書かれてたわ。でもな…その時はバレーやるのが怖くなってしまったんよ…」
見るのも聞くのも…それは大丈夫だったA
A「でも、ボールに触れへんってのは初めてでとうしていいかわからなくなったんや。で、気づいたら1ヶ月…バレーの好きやったのが嘘のように拒絶してしまってな」
北「Aの異変には気づいてた。…その子が居なくなったのも」
アラン「でも、学校ではいつものAやったんよ。他のやつは気づかへんけど無理してたな」
A「まぁ…ね。気づいたのってここにいる3年だけやで〜」
大耳「まぁ、話は聞いてたからな」
赤木「ぼーとしてることもあったし、ドアにぶつかったり階段踏み外したり危なかったな」
A「せやな。」
A「それから、ここにおる四人が毎日のように話しかけてきてな」
赤木「最初は話しかけても、無視されてたけどな」
アラン「でも、だんだん話すようになってウザいわ!言われるまでになったんよな」
北「せやな。それから、少しずつやけど話してくれたんや、何があったかを」
大耳「それを、聞いたら話は早い」
アラン「あの時の信介より恐いもんはないわ。」
A「皆のお陰もあるけどまだ、バレー好きになったんよ」
角名「…」
A「なんで?って顔してるな。1年たったある日、練習を見に来てって言われ強制的に連れてこられたんよ」
北「…すまん」
A「わかっとる…そんでな思ったんよ。あぁ…この人たちにの為にまたバレーやりたい。支えたいって。高校生活ささげてもええかなって」
A「風が吹いたんよ。その日一切風がなくてムンムンしてたのに___それでな聞こえたんよ」
“バレー楽しいで!やろうや!Aちゃん!“
って
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LiLiTo(プロフ) - 角名くんは標準語。関西弁違うよ (2020年3月14日 10時) (レス) id: 41e08bc415 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん太郎(プロフ) - メグメグさん» ありがとうございます!私も北さん大好きです書きながら死にそうでした笑新作も更新頑張りますので、よろしくお願いします! (2020年2月15日 15時) (レス) id: d963317256 (このIDを非表示/違反報告)
メグメグ - 完結おめでとうございます!北さんかっこよくて危うく死んでしまうとこでした(笑)新作の夢小説でも応援しますので頑張って下さい。 (2020年2月15日 15時) (レス) id: cb17b2775c (このIDを非表示/違反報告)
なな - 赤葦に投票で!! (2020年2月10日 19時) (レス) id: a0231add2e (このIDを非表示/違反報告)
こんなんでどうですか。 - 北さんに一票入れさせていただきます! (2020年2月9日 20時) (レス) id: 60ca9be3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃん太郎 | 作成日時:2020年2月6日 10時