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月見酒 ページ2
「国木田ー!」
「やめろ。酔ったお前と絡むと俺の予定に何かしらの支障をきたす」
えー、酷いと頰を膨らませるのはほんのりと顔が赤いA。卵色の髪は解かれ、より一層外国人らしい雰囲気を醸し出していた。
「国木田も月見酒どーですか?」
「そういえば今日は十五夜か」
いつもより大きな満月が光る夜空を見上げ、国木田が呟く。Aは国木田の返事を待たずお猪口に日本酒を注いだ。
国木田は仕方ないと云う風に酒を煽る。その様子を隣でご機嫌そうに眺めるA。
「絵になるねえ」
「何がだ」
「国木田と酒と満月。ほら、国木田イケメンだから」
「馬鹿を云うな」
少し赤い顔は酒の所為か。真実を覆い隠すように、満月が怪しく輝いていた。
***
さくちゃんが好きと言ってくれたので友を得るに急なるなかれのスピンオフです。
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作者名:市 | 作成日時:2018年9月24日 9時