小心者の恋同士【Edgar】 ページ33
「あ……ポオ君、しょ、小説、できましたか……?」
「で、できたのである…… 」
ここに乱歩君がいたなら、「もっと多きな声で!」と怒られるであろう。其れ位、我輩達の声は小さかった。顔も真っ赤だし、俯いているし、我輩達はとてもとても___
恋人同士には見えないだろう。
本当なら、我輩も。彼女の紅い唇に唇を重ねたり、お互いの愛情を貪ったりと恋人らしい"熱いコト"をしたい。しかし、彼女も我輩も小心すぎてそれは叶わないのである。
「ポオ君」
彼女が目で「面白かった」と訴える。
「あ、ありがとうである…… 」
接吻したかった。我輩も彼女もそんな事口にはとても出せない。
それでも___
唇と唇が触れ合った。
我輩達の間には、言葉にできない愛がある。
誰にも知られない、我輩達だけが知っている愛にゆったりとした優越感を感じた。
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月瀬ゆうめ(プロフ) - 市さん» わぁぁぁ・・・褒めて頂けて嬉しいです!検討有難う御座います!出来れば・・・ですから無理なさらないで下さいね 市さんの他の作品ものぞかせて頂きます♪ (2019年1月20日 10時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - かなでさん» ありがとうございます!かなでさんに応援していただいたおかげで完結することができました。本当にありがとうございました!! (2019年1月19日 21時) (レス) id: 6e4265016c (このIDを非表示/違反報告)
市(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» ありがとうございます。ゆうめさんは甘いのとかお上手なので羨ましいです……。了解しました!検討させていただきます。 (2019年1月19日 21時) (レス) id: 6e4265016c (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 完結おめでとうございます!!一話一話を読み終わる度に何とも言えない気持ちになり、言葉にすると『好きだわこれ』しか出ないくらいにもう…もう…好きです!!(結局これしか言えない)二度目になりますが完結おめでとうございました!お疲れ様でした! (2019年1月19日 21時) (レス) id: 5c0695dae3 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - ヒヤリとしたりほんわかしたり・・・読み進める中にどんどんハマりました(笑)中也の盲愛とかは最後の一行に話の全貌が見えてドキッと冷や汗が流れた気がしました・・・面白かったです!続編作って頂けたら見に行きます!・・・無理ではなければ続編作ってほしいです! (2019年1月19日 21時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
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