アイシテル？ (ページ15)

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ツイッターを開いてみると、案の定
もう先ほどのツイキャスが出回っている
普段は通知オフにしているが
更新をかけるたび、通知がすごい勢いで増えていく

どーしましょうかねえ…

頭の中でいろいろな考えを巡らせていると
律の頬に雫が流れた

『う…ひっく、、、うぅ…っ』

そりゃ泣くよな

律の腕を引っ張り
自分の方へ引き寄せる
胸の中にすっぽり収まった律の体は意外と華奢で
今にも折れてしまいそうだった

とりあえずこれから先どうこうよりも
今はこいつを落ち着かせることの方が先だな

『う、うぅ、………うわああああああああああああん』

ゴチーンッ！！

「いぃってえええ！！！！」

胸の中に収まっていた律は、勢いよく頭をあげ
天を仰いでわんわん叫びながら号泣している
顎を強打された俺は、思わずしゃがみこんだ

しおらしく泣き出したと思ったらこれかよ！
本当予想つかねえなこの女
顎割れるかと思ったぞまじで

『わ、わだ、わ、、、わだしのせいでえっ、う、ううっ、じ、じくん、う、、うわあああああああ』

もはやジンくんってすら言えてないからねこの子

「あーあー、これじゃあらちあかねえ」

ひょいっと、律を抱き上げると
登ってきた階段をまた降りて、リビングへと向かう

扉を開けると
ソファに座る、マホトの前に正座のトランジスタ
そしてそれを囲むようにして立っている他の仲間家メンバー

が、こちらをやばいものを見るかのような目で見ている

そりゃそうだ俺の肩の上で、とんでもない声を上げながら泣き叫んでいる女を担いでるんだから