めぁりぃのLIVEなレポ短編集

06 藤 ページ6

舞祭組と合流し
後半も前半に劣らず
疲れを感じさせない
最高のパフォーマンスを披露すると




歓声も前半以上に大きく
色トリドリのペンライトの光が
大きく揺れ会場のボルテージは、
最高潮へと近付いて行っているのを
肌で感じる。



あぁ〜〜この感じ堪らない。




俺たちとファンの皆さんと創り上げる
会場の熱い空気と一帯となる雰囲気




この言葉では、表す事の出来ない
胸の高鳴りとアドレナリンが出まくり
無重力状態にいるような
フワフワした感じがLIVEの醍醐味。




後半もローラーにダンスと
これぞキスマイ言わせる曲ばかりを見せて
再び、ユニット曲へと切り替わる。




最年少組のニカと健永のユニット曲は
分かり易いくらいの
カッコ良いダンスナンバーで
主旋パートを歌う健永に
ラップがニカで
キッチリと役割りを分けて




ダンスとアクロバットが得意な2人には
ピッタリで
何時ものやんちゃな部分を残しつつも
俺たちカッコ良いでしょ？
って言っているような曲。




バク転でもバク宙でもなく
難しいとされているされている
前宙を揃えてやる辺りは
流石だなと思っている。




そして、
この後は、俺と北山のユニット曲
正直、
どのユニットにも負ける気はしない。




2人でギターの弾き語りをしながらのバラード





今日は、この曲をファンの皆さんでなく
北山だけに向けて歌うつもりでいる。





「証」




彼女へ向けての歌詞だと言ったけれど
本当は、俺と北山の証だと思って
毎回、北山を思い浮かべながら歌っている。




この俺の手の中にある
誕生日プレゼントに北山から貰った
世界にたったひとつしかない大切なギターで
今日も2人の証を奏でる。




最年少組の曲が終わり
バックステージから俺たちのいる
センターステージへと
スポットライトが移動して
光が2人を照らす。




何時ものように、調子はどうですか？
から始まりギターの音を合わせてから
北山の合図で始まる、俺たちの証。






慣れないギターを弾く俺に
大丈夫だ、大丈夫と言ってくれているように
聞こえる隣のギターの音。




北山のパートから歌が始まり





お誕生日おめでとう
何時も隣にいてくれてありがとう
誰よりも愛している




沢山の溢れる想いの全てを歌に乗せて
隣でギターを弾く北山に向けて歌う。





ねぇ俺のこの声、届いている？





2人でしっとりと歌いあげて
曲の最後
ギターを止める合図をこっちを見てする
この瞬間、
毎回ドキドキしてしまう。

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