めぁりぃのLIVEなレポ短編集

02 北 ページ19

映像がSTARTし
間もなく登場の時を迎える。




年々、高くなるこのフライング
来年は、もっと高くしちゃうのか？
っと思っていたら




扉が開き
取り取りのペンライトが光る会場へと
飛び出していた。




急遽決まった平日だってのに
こんなに沢山のファンの皆さんが
駆けつけてくれるなんて
本当、幸せな事。




今日も1曲目から、会場の空気は熱気ムンムン




その熱に包まれて
身体も心も更にLIVE仕様になっていく。




ちょっぴり寂しいなんて
おセンチな気分になっちまったけれど
始まってしまえば、
やっぱりLIVEは、楽しくてスゲーワクワク
そんなのも吹っ飛んでいった。




スタンドマイク使用曲までは、何時ものように
歌にダンスにローラで突っ走った。




オーラスなだけあって
何処で何をやるかを分かっているから
ファンの皆さんとの一体感も半端ない。




そして、スタンドマイク使用曲。
この曲の時は、会場も落ち着いた雰囲気なる。
藤ヶ谷の歌声がハッキリと耳に届き
おぉっ、スゲー聞こえるってなるのが
実は、密かな楽しみ。




そこからもう一度、会場を温め直して
宮玉婚という名のユニット曲へと
バトンタッチ。




この斬新かつインパクト大の
結婚式も見納めか〜




路線は、宮田発案なんだけれども
結婚式にしよう等々の演出は、
全部タマの発案だからな〜〜




タマの方が本当は、宮田を好きなのが
バレバレなのに
普段は、ツンとしちゃって
隠しているフリをしているところが
微笑ましい。




「最後だと思うとなんか寂しいね。」




「そんな事言うなよ。ここで言わせて貰う、結婚しよう。」




ププっタマってば、
どさくさに紛れて本音を言っちゃってる。
でも、逆にそれが羨ましい
俺も寂しいって言えたらな……
最後だし言っちゃおうかな〜




なんて、無理……。
藤ヶ谷に、は？みたいな顔されたくないし。




すんっ。




よこーさんに言われた言葉が
また、頭の中でグルグルと回りだした。




他の言葉なら、有り？




そう思い今日の曲前のフリを
わたたいのユニット曲を
可愛さ満点ノリノリでやる
藤ヶ谷を見ながら考えていた。




格好良さを求められている俺とのユニットでは
絶対にやらないであろう曲調
求められているものが違うのは
分かっているんだけれども




あんな風に可愛いい仕草をする藤ヶ谷も
俺的にはどストライク。
だから、本当はちょっとやってみたい
タイプの曲調。




って、違うよ！
何て言うかを考えていたんだ。

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