めぁりぃのLIVEなレポ短編集

05 北 ページ16

藤ヶ谷の提案通りに
ファンの皆さんを煽り
会場を温めてから




「次は、舞祭組です。どうぞ〜〜」



と紹介をすると
カメラに抜かれたタマと藤ヶ谷は
2人で片足を上げて手を前に出しどうぞ〜〜
っのポーズをちゃんとやっていた。




んっふふふ、本当にこのツアー中の藤ヶ谷は
ご機嫌で楽しそう〜〜
だから、
俺も何時も以上に楽しくてワクワクする。





舞祭組が2曲を披露中に余裕を持って準備をし
曲が終わるとバックステージから
再び登場し
早着替えをした舞祭組チームも加わり
次のユニット曲まで
後半戦も歌い踊りローラで会場中を駆け巡り
会場を盛り上げボルテージを上げる。




3日目の疲労がピークだった身体も
LIVEハイ状態に突入して
軽くさえ感じて来て
ガツガツとダンスを踊れる。




本当、LIVEって最高〜〜
このハイな状態が堪んね〜〜




会場の熱気とファンの皆さんの歓声を
全身で受け止めてパワーに変えて
それを歌とダンスにして
ファンの皆さんの元へと届ける。




この循環により
会場内は、もの凄いエネルギーが
作り上げられているんだろうな〜〜




今頃は、俺だけでなくメンバー全員が
LIVEハイの状態で
二千のユニット曲へと繋いだ。




この二千のユニット曲
藤ヶ谷と俺のユニット曲を意識して
打倒藤北を掲げて選曲をしたらしく
ダンスにもアクロバットにもこだわり
もの凄い気合を感じる。





確かに、曲もダンスもカッコイイ仕上がりで
初めて見た時には、おぉ〜〜って思った。





ただ、悪いなニカに千賀
可愛い弟的な存在だと思っている事には
変わりないんだけれど
コレだけは、譲れない。




だから、容赦するつもりなんて全然なくて
立ち向かって来るのを蹴散らす位
これぞっ2人の世界ってのを存分に
見せつけてやるつもりの構成でやらせて貰う。





藤ヶ谷と一緒ならお前らに負ける気が
しねーんだわ。





毎公演、そう思いながら
2人がバックステージへと移動する間に
真っ暗のセンターステージに
ギターを持って藤ヶ谷とスタンバイをする。





二千の曲が終わり
スポットライトがバックステージから
俺たちの元へと届けられた。




「藤ヶ谷さん調子はどうですかっ？」





「最高ですっ！」





何時ものように、曲を始める前に
ギターの音を合わせる為のトークを
繰り広げると
かなり食い気味だし大きめな声で
返事が来て驚いてしまった。





藤ヶ谷さん？何？何？
テンション上げ上げ？

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