めぁりぃのLIVEなレポ短編集

03 北 ページ14

何時ものように
ファンの皆さんに座って貰い
MCがスタートする。



最近、男性のファンが増えたって話から




「女子〜〜」



「いぇーい。」




「男子〜〜」



「ウェーイ。」




「おっ！これは、パワー系男子がいるね〜。」




何て話で盛り上がっていると
藤ヶ谷がいきなりちょっと前に出て来て
交互に呼び掛けた返事から




「俺だけかもしれないけれど、女子〜って呼んだ時に、は〜〜い。って手をちょっと離して挙げるのが好き。」




そう言いながら、その真似をしている。
それ、藤ヶ谷が言ったら
みんな次からやるから〜〜




そして、やって見ようとなって





「女子〜〜」




「は〜〜い。」




案の定、大半の人がやっていて
藤ヶ谷さん〜〜
こうなるのわかってたでしょう。




だって、顔が嬉しそう。




まぁ、俺も藤ヶ谷が楽しそうに
MCに積極的に参加してくれるのは
嬉しいんだけどね。




そんな今日は、
ちょっと違う事をしようと目論み中だから
ちらっとニカの様子を伺いながら
MCを進めていき
タマに話をフリ話し始めた途端に




ブッっっ！




ニカが飲んでいたものを吐いた。




クックック大成功〜〜




「どうしたニカ？」




「何これ？何か変な味だしドロッとしてるんだけど……。ゔぇっ。」




白々しく聞くと
物凄く変なしかめっ面をしたニカから
何が起きているのか分からないって顔を
向けられた。



まぁ、そりゃそうだろう〜〜。
だって〜〜




「今回のツアー中ずっと、宮田や千賀のドリンクに悪戯をしてきたでしょ？だから、逆ドッキリを仕掛けてみました〜でっ大成功って事。」




「えっ？嘘っ。だって今日は、誰にしますか？ってスタッフと話て北山さんでって話になってたんだよ。」




「それも全部、逆ドッキリの仕込みです〜。」





「マジかよ〜〜全部？」




物凄く、悔しそうな顔をしているニカ。
実は、俺がスタッフさん協力の元
ニカに逆ドッキリを仕掛けていた。




「それ、どんな味するの？」




「どんな味って言うかスゲー不味い。しかも、ドロッてしてんだよ。これ何？」




宮田にどんな味か聞かれたニカ
飲んだ本人も何を飲んだのかが
わかっていないようで
俺に尋ねてくる。




「何って言うか、身体に良いものを色々と入れてみました。」




「スゲー不味い。スゲー不味いんだよ。」




そう言っているニカの方へと
千賀が前へと他のメンバーに押しやらていた。

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