宮玉の交換日記

19 玉 ページ19

としくんから
沢山の愛の言葉を言われたのに
俺の口からようやく出てきたのは




好き




の2文字だけ。





でも、
この好きには沢山の想いが詰まっている。
俺だって、
としくんの事でいつも頭が一杯で
引かれる位に大好き。




どんな、としくんだって全部受け止めるもん。




恥ずかしくて素直じゃない俺は、
言葉に出して伝えられないけどさ……。





「嬉しい〜〜好きって言われた。ヤバイっ！もう〜〜ゆうくん、好き好き大好き〜〜〜。」




ニコニコのデレデレした顔をして
身体も頭も揺らして喜んで
素直に表情する、としくん。





俺もスゲー、スゲー嬉しいんだよ〜〜〜〜
伝わりづらいと思うけれど。





ギュっギュウ〜〜





更に強く抱きしめられて





「…………うん。」





「ゆうくんが言わない分も、俺が2人分好きって言うから。」





一瞬で、デレデレさせていた顔から
王子に変身して
目と目を合わせられて




チュっ//



「大好きだよ。」




チュウっ//




「大好き、これは、ゆうくんの分。」




チュウ〜〜っ//




唇も合わさり
回数を重ねる度に長く深くなっていく
王子な、としくんからのキス。





ふぅわ〜〜〜チューした！チューした！
ヤバイ〜〜〜
ふわぁふわぁ〜プルンっプルンっ。




「仕事、夜からでしょ？まだ朝だし、たっくさん時間あるね。だから二度寝は、服を脱いで寝ようか、ゆうくん。」




大人で王子な、としくんに
早速、メロメロにされてしまっている。




ふわあぁぁぁぁ〜〜




これって……スるお誘い？なの？




頭をふわぁふわぁ〜プルンっプルンって
させている間に
着ている服を脱がされていて




チュっ//チュっ//




チュっ//チュっ//




としくんの唇が
身体の至る何処にチューを落としていく。





心も身体もトロトロにトロける〜〜〜





「うっふわあぁぁぁぁっんっ……。」





「ゆうくんの声を聞かせて。我慢しないで。」





大人な王子としくんに終始リードされて
優しく大事大事に抱かれた。




「大丈夫？身体痛くない？お水飲む？」




シた後は、
ベッドで横になりながら頭を撫でて
とことん俺を甘やかす、気配り王子に変身。





やっぱり、としくんは、俺の王子！





想いを伝え合っても素直になれない
天邪鬼な俺だけど
頭の中では、
としくんでいっぱいの
万年お花畑なんだよ〜〜




いつか、みんなから
バカっぷるって言われるくらいに
としくんに甘えてやるだもん。



end

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