宮玉の交換日記

09 宮 ページ29

ゆるふわコンビの俺達
こういった決め毎が苦手




だから、何時迄も案が決まらずに
最終的に焦って
ふわっとしたまま見切り発車してしまうパターンになる可能性が多いにあった。




だがしかし、
一途な想いから生まれた企みにより
華麗にちゃんタマをコロコロして
早々にユニット曲の方向が決定し




きっと、直ぐに決まらないと思っていただろうから
ホッともしている筈。




その証拠に
いまだにフワフワしているのに加え
ポワポワまでしだして
このまま空気と
一体化してしまうんじゃなかって位に
フャフニャしながら
俺には見えない何かと戯れている。





全くもって何と戯れているかが分からないけれど
この訳の分からないトコも
魅力だったりするんだな〜





さて、さて、
この上機嫌な天の邪鬼王子の
あらゆるスイッチをONにすべく
次なる作戦を実行しましょうかね〜




カキカキ、カキカキ





フワポワ中のタマも気付く位、紙に
ワザと音が出るくらいに文字を書き出し始めた。




カキカキ、カキカキ



「う〜ん、これで大丈夫かな…….」



カキカキ、カキカキ



「なんとかなる？…….」



今度は、独り言も交えながら書き
横目でフワポワ中のタマを確認すると
こっちを気にし出した！




よし！もっと興味を持って！




カキカキ、カキカキ




「結婚式って決まったのに何してんだよ！曲も決まってねーんだから、もうやる事なんてねーだろ！.」




はい！待ってました！




「そうなんだけど、反対されるかもしれないでしょう？でっ、その時用のシミュレーションを思案中。俺、そういう時焦ってキタミツやガヤさんみたいに上手い事アドリブとか出てこないし、ニカや千ちゃんみたにノリでのごり押しも出来ないし、かと言ってよこーさんみたく冷静な判断も出来そうにないから、今から考えて練習しておけばって。でも、既に納得させれる言葉が浮かんで来ない….はははは〜」




心の中じゃ、食い付いたタマに向かって
胸を張りガッツポーズ中！
でも、実際に見せている表情は
下げれるとこまで眉を下げて情けない困り顔と
おどおどしたしゃべりを披露する。




「お前いっつも心配しすぎ〜情っけない顔しやがって、やるって言ったらやるんだよ！絶対！でも一応、書いてるのを俺様にちょっと見せてみろ。」




はい！きた！コレ！
この俺様発言を待っていたんです！
天の邪鬼王子から
無駄に自信満々な俺様王様タマ様へと変身〜〜




もう〜転がし甲斐があるな〜

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