宮玉の交換日記

06 宮 ページ26

俺のこの
曖昧な反応にどんな対応する？
ちゃんタマ〜〜？




「おいっ！はぁ？じゃねーよ！俺のこれ以上にない提案を聞いてたか？しかも、完全にお前の守備範囲で得意分野だろ？おいっ、しっかりしろよ！その辺の詳しい事は、俺には、わからんぷーだから、お前が考えるんだぞ。」




ぷぷっ
また、わからんぷーって言っているし……
マジで可愛い過ぎますぞ〜〜
しかも、
今のは絶対に無意識だと思われるけれど
言っていた事を突っ込んだら
真っ赤な顔で否定するんだろうな〜




真剣な表情でサラっと言うとか
萌える以外の何物でもない〜〜
色んな意味で俺得シチュ！




って、
この状況を楽しんでいる場合じゃないか。




「だっ大丈夫！ちゃんと聞いてたよ。その提案、確かにど肝を抜くとは思うけれど……場合によっちゃー、メンバーはともかく、ファンの子達には、ドン引きされるかもしれないよ。いいの？」




半分以上は、俺が仕向けた事だから
勿論、意見の否定は、しないけれど
先に起こり得るマイナスな事を言っておく！
天邪鬼なタマの闘争心だか負けず嫌いな
スイッチを更にもう一度押す為に。




そして、
この提案を実現させる為のもう一つの難関！
事務所とレーベル会社を納得させるには
ぶっちゃけ
乗り気でタマの案で主導しているって方が
交渉しやすいんだな〜〜




その為に
実際には、あるかどうか分からないけれど
多少のリスクを背負う覚悟を持って貰わないと
この計画は、進められない。




「そんなのは、全然問題ないしょっ。どうせやるなら、ドン引きされるくらい濃厚なヤツをやってやる！だから、お前もそのつもりで考えろよっ、分かったか〜スゲーのやるんだぞ！中途半端に、これって……もしかして……みたいのは、ダメなんだからな！誰が見ても分かるくらいのやつ！」




珍しく声を張りながら話している。
これは、かなり張り切っている現れだ
よしよし、
ここまで乗せれば安泰〜〜




「おっおぅ！タマがそんなにヤル気なら、次回までに色々と調べてみるよ。ドン引き覚悟で、ドームで婚約発表とかやっちゃう？あっはははは〜冗談、冗談〜。腐な感じの漫画とアニメを参考にして真剣に考えてくる。」




ガシっ、ガシっ、




ぶんぶん〜ぶんぶん〜




「それだ！としくん、デカシタ！婚約発表じゃなくて結婚式をやるぞ！」




としくん呼びキター！じゃなくて
まさかの冗談に食いついた
これは、予定外〜
しかも、俺の考えていた案を超える展開。

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