宮玉の交換日記

裕太くんの万年お花畑diary 01 玉 ページ1

今日も楽屋で
俺と宮田は隣に座り
あーだ、こーだと
当たり障りのない話をしている。




これは、これで楽しいし
俺にとっては、大好きな宮田との会話なら
例え、全く興味の湧かない
ラブライブの話やアニメの話だって
貴重な時間〜〜〜




俺の宮田大好きフィルターで見ると
汗をかきながらオタクな会話をしている
姿でさえも
キラっキラっの王子にしか見えないよ〜
としくん〜〜




あぁ〜〜あ〜〜
本当は、
としくん呼びしたい〜〜




でも、出来ないんだよ。




恥ずかしいのと素直になれないのと
そんな感情が俺を邪魔するんだもん。





しかもさっ、
好き好きとかファンのみんなの前や
雑誌なんかで散々言う癖に





彼奴の俺への愛は、ただのビジネス愛。





普段から仲も良くプライベートでだって
遊んだりもしているけれど
それは、ただのメンバーとして友達として
なんだよな…………。




俺の好きと違う好きなんだもん。




だから益々、
素直になれなくて本人に毒づいてみたり
冷たい態度をとったりもしちゃう。




こんなに一緒に居るのに
俺の気持ちに
全然、気付いてくれねーんだもん。





ちぇっ




としくんのバカ〜〜




でもいつか、俺の気持ちに気付いて
迎えに来てくれるって信じてるよ。





俺だけの王子様。





「タマ、明日の夜って暇？久しぶりに一緒にご飯食べに行こうよ。」




うわぁ〜〜ご飯のお誘いじゃん〜
テンション上がる〜〜
しかも、としくんからとか珍しい。




行く、絶対に行く〜〜。




「えっ？明日の夜？多分、空いてる。ご飯か〜付き合ってやってもいいよ。」




こんな風に、
可愛くない返事しか出来ない俺。




「マジで？じゃあ、行こうぜっ。タマとのご飯久しぶりだから楽しみ〜〜」




それなのに
どんな時でも、どんなに毒づいても
としくんは、俺に優しくしてくれる。




こんな所が本当に王子〜〜




俺だってスゲー楽しみ。
何を着て行こうか、今から悩む〜〜
こないだ会った時には
アレを着たから
明日は、アッチのにしよ〜〜




んふふ〜〜あぁ〜〜楽しい。




「しょうがねーな。久しぶりだからなっ。」




本当に久しぶりのご飯。




中々、予定が合わないし
ドラマと映画の撮影で1人の仕事ばっかりで
寂しかった。




グスンっ




毎日、LINEしてたけどさっ。
あんまり構ってくれないとスネちゃうぞ〜




おっし、
今日は帰ったらラブライブと好きなアニメの
最新情報を勉強しておこう〜〜

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