北山んとこのお風呂が壊れました。

07 藤 ページ7

北山が楽屋の隅っこに座ってる。



見られないようにって言われたせいか
わざわざ角のとこに行きチョコンと座ってる。
只今、何色にするかお悩み中。




拗ねていじけてるようにしか見えない。




そのフォルム、反則。
今すぐに其処に行って、
抱き締めて頭をナデナデしくなる〜〜〜



ダメ、駄目。
我慢だ、我慢しろよ俺。
今日は、なんでもない顔を作るのが大変。




これは、北山を連れて帰る為の
試練にちがいない。




K「よしっ、決まった〜〜〜。」




色が決ったらしい北山。
楽屋の隅っこからテーブルに移動し
紙を隠すように書き始めて一言。




K「お前ら、見るなよ。」




わざわざ、楽屋の隅っこに行った意味〜〜〜〜
全然なし〜〜〜〜




でも、可愛かったから許す。



ボールの色は、
ブルー・イエロー・ピンクの3色。




何色、何色？気になる〜〜〜
ピンク希望で〜〜〜
だって俺のメンバーカラー。
それに、お泊まりの夜と言えばピンクでしょ。




K「書けた〜〜〜これは、責任を持って俺のポケットに大事にしまっておきまーす。次は、じゃんけん？さっき練習したから俺もじゃんけん参加したい。」




俺はその紙になって北山のポケットに
大事にしまわれてしまいたい〜〜〜〜




じゃんけん参加したいの？
うんうん、いいよいいよ参加しなさい。



2「ミツも、参加？OK〜OK〜〜じゃあ、みんなじゃんけんやるよ〜〜〜〜いくよ、せーのっじゃんけんぽ〜ん。」



いきなり負けた。




M「宮田、勝ちました〜〜1番にボール引きます〜〜〜」




次々と勝ち抜けしてボールを引いていく
メンバー達。
残ったのは俺と北山。




これは、運命？運命！運命〜〜〜〜
負けたのに嬉しい。
北山を連れて帰れる気しかしない〜〜〜




北山とのじゃんけんにも負けた。
でも今の俺は、勝ち負けなんてどーでもよし。




最後に残ったボールを引いた。




S「みんな引いた？じゃあミツ発表お願いします〜〜。」



ポケットから紙を取り出す北山。



K「では、発表します！ジャラジャラジャラジャラんっ、ピンク〜〜〜〜。」




ピンクキタ〜〜〜〜〜
俺のメンバーカラー〜〜
以心伝心〜〜〜〜ニヤニヤ止まんねぇ〜〜〜





あっ……違う。
俺のボール、ブルーじゃん〜〜〜〜




誰だよピンク引いたの〜〜〜〜
そのボール奪い取ってやりたい。

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