北山んとこのお風呂が壊れました。

14 藤 ページ14

帰る準備をして
北山を待つこと数分間。




可愛いあの子が帰って来ない。
まだ、まだ？まだなの〜〜〜〜
早くお家に帰ろうよ〜〜〜〜




そして、気になる事が1点。
ソファーに座ってる俺とタマ、
その距離が近い、近過ぎやしませんか？
玉森さん。




近いってもんじゃない、
これは世間一般ではくっ付いてるって
言われてるやつ。



これは3人掛けソファー、
まだまだ余裕があったはず。
ちょっとズレてみる。



うんっ、この位が普通の距離〜〜〜



T「ガヤ〜〜ミツ遅いね。」



スリスリっ//



また、くっ付いてきた〜〜〜〜
何なんだよ〜〜
こんな大きなネコを
飼った覚えはありません〜〜〜〜




そして、またズレる俺。
スリスリっ//してくるタマ。



しまった、これ以上いけねぇ〜〜〜
追い詰められた俺、
どうする？どうする？どうする〜〜〜
絶体絶命のピンチ〜〜〜〜〜




楽屋のドアが開いた。
俺のかわい子ちゃんが帰って来た。




K「悪りィ、お待たせ。管理人さんと電話して来た。うちのお風呂、直るのに最低3日はかかるんだって。」




もの凄くションボリして話してる。




3日？3日、3日かぁ〜〜〜
何なら一生直らなくてもいいくらい。
ずっと俺んとこに居ればいいのに〜〜〜〜




F「そっか、早く直るといいな。直るまで、俺んとこに居てもいいし。」




直るな〜〜〜〜早くなんて以ての外だぞ〜〜
延長希望提出します〜〜
ついでに、
直るまで俺んとこに居るようにと、
どさくさに紛らせてみる。



K「いいの？じゃあ、そうしようかな。さっき、大倉に電話したらドラマ中だからって即答で断られたし。ってタマと藤ヶ谷近くない？ラブLOVEじゃ〜〜ん。」



あっ、あっあぁぁぁ〜〜〜〜〜
かわい子ちゃんに気を取られて忘れてた〜〜〜
俺、絶体絶命中だったんだ〜



離〜れ〜ろ〜タマ〜〜〜〜



大倉くん、断ってくれてありがとう〜〜
微力ながら、
ドラマの視聴率に貢献させて頂きます。



T「でしょ〜〜〜〜撮影の時なんか、ガヤからチューされたし、俺たちラブLOVEなの〜〜〜ルンルン〜〜」



ドーン



ドーン



ドーン



隊長、報告があります。
只今、楽屋付近に爆弾が落とされた
模様であります。



タマめ、余計な発言しやがって〜〜〜〜
ルンルンって口から出ちゃってるし。
北山は、大爆笑してるし。



何てこと仕出かしただよ、
ダーク太輔〜〜〜〜



これより、爆弾処理班出動します。

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