北山んとこのお風呂が壊れました。

12 藤 ページ12

次はタマとの撮影。



俺のご褒美タイムを
目の前でかっさらって行ったタマ。
多分、そんな自覚すらない。



ここは、
ダーク太輔を降臨させとくか。
見とけよ。



無駄にドキドキさせてやるからな。



本当は、北山にやりたいのに〜〜〜〜〜
仕方ない、タマで練習だよ練習。
タマ、お前は練習台だ〜〜〜〜
わかったか〜〜〜




「藤ヶ谷さんと玉森さん、お2人のショット撮ります。スタンバイお願いしまーす。」




T・F「はーい。お願いしまーす。」




「じゃあ、ファンの方からのリクエスト多いからラブLOVEな感じのやつで行くから。」




なんて、好都合〜〜〜〜
ファンのみんなが俺の味方してくれてる。
みんな〜〜愛してるよ〜〜〜〜




T「ガヤ〜〜ラブLOVEだって。何する？手でも繋いどく？」




F「そうだな、じゃあはいっ。」




手を差し出し、タマをおびき寄せる。
タマが俺の手を繋ごうと手を出した。



罠に〜〜〜かかった〜〜〜〜



繋ごうとした手をグイッと引っ張った。
バランスを崩して、そのまま俺の胸の中に。



ぷぷぷぷっ驚いてる。
俺の顔は、何時も通りのアイドル用の顔。



俺の腕の中にいるタマ。
腰に両腕を回し、抱き締める。



タマでけーよ。
北山だったら、もっとこう胸に
スッポリ収まるのに、はみ出してる〜〜〜〜



仕方ない。
タマは練習だからな、多少の違いは我慢する。




あぁ〜〜これが北山だったらなぁ〜〜〜
もっと優しく抱き締めるのにぃ〜〜〜〜




俺の本能は正直だから、
タマだと、扱いが雑になっちゃう。



許せタマ、俺の本能がお前を
求めてないんだよ〜〜〜〜〜



それでも俺は、
タマの頬に顔を近づける。
目を瞑った、タマ。



チューすると思った？思った！思ったでしょ？
しません〜〜〜〜



代わりに耳に



フゥー//



息を吹きかけた。
タマの白い肌がピンクに染まってく。



F「チューすると思ったでしょっ？」




T「………………いやっ。」




F「そう？目を瞑ってたからさ。」




チュうっ//




チューされないって安心したでしょ？
残念〜〜〜〜〜〜〜
頬に軽いのをお見舞いしといた。





でも唇には、しません〜〜〜〜〜〜




タマは、お目目を見開いてる。




どうだ！
タマ、無駄にドキドキしただろ？




ダーク太輔、只今任務完了しました〜〜〜〜

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