バリューセット藤北始めました。

初デート 09 北 ページ23

ゔぅっ
身体が痛いっ。




若くもないのに
4年越しの想いを実らせた俺たちは、
ベッドの上でシャワーを浴びながら
リビングでと至るところで
俺に至っては、意識を飛ばすまで
何度も何度も身体を重ねた。




藤ヶ谷の身体も表情も仕草も
艶やかで妖艶な雰囲気を醸し出し
それは、
何度達しても
また、身体が反応するくらい。




でも、
こんなに身体が痛くなるまでとか
わかっていた筈なのに
流石にシ過ぎだよな…………





目を覚ました横には
愛おしい人が肩肘を付いて
俺を見下ろしている。




F「おはよう、俺だけの宏光。」





チュウっ//




大好きな低音ボイスと共に
唇がおデコに触れる。




昨日の夜に散々、身体を重ねた筈なのに
名前を呼ばれた嬉しさと
寝顔を見られていた恥ずかしさとで
顔を伏せてしまった。




クイっ




F「宏光、朝の挨拶とチューは？」




顎を持ち上げられて
歯の浮くような甘い台詞をサラリと
言ってのける。




お陰で、朝から蕩けてしまいそう。




俺からの挨拶とチューを待ち
ジっ見つめられている視線が痛いくらい。
この感じ
名前も呼んだ方がいいんだよな。




太輔、太輔、太輔。
心の中で何度か呼ぶ練習をしてから




K「おはよう………たっ太輔……。」




チュウっ//




手を付きホッペを目指して唇を押し当てた。




はぁ〜〜
朝からドキドキしっぱなしで
スッカリ目が覚めた。




F「あんなに、激しい夜を過ごしたのに。朝は、ホッペにチューだけで真っ赤になっちゃうの？ふふふ、かっわいい〜。」




なんて、おちゃらけていたかと思うと




グっグっ




顔が近付いて来て耳元で




ペロンっ




耳を舐めたかと思うと




F「今日の夜、宏光が恥ずかしくなくなるまで、シよっか。」




さっきシ過ぎだと反省をしたばかりなのに
身体がまた反応をしてしまうくらいの
お誘いを低音ボイスがしてくる。





しかも、
恥ずかしなくなるまでとか一回じゃ済まない。





ははは………





流石に無理かな………





F「ふふふ、冗談。宏光の身体が壊れちゃうからね。今日の夜はマッタリ過ごそう。仕事まで時間があるから、ゆっくり準備しようか。」




そういや、メンバーにってどうするんだろう？
伝えた方がいいのか、黙っているべきなのか？




メンバーの前では、イチャイチャどころか
殆ど口も聞いていなかったから
驚くだろうな〜〜。




そして、
ゆっくりと準備をして2人で一緒に
仕事へと向かった。

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