バリューセット藤北始めました。

初デート 02 藤 ページ16

ゔぅっ
太陽の光が眩しい〜





へっ？えっ？太陽？
うわっ朝。




しまった………ちょっと飲みすぎて
タクシーで帰って来て…………
からの記憶が……ない。




これは、完全なる二日酔い？あれ？
頭が痛くない。




そこまで酔っ払ってなかったのか？
いや、記憶無くすくらいだから
酔っ払ってたはず。




飲んだ翌日特有の喉が乾く感じに
とりあえず水を飲もうと
キッチンへ移動すると




そこには、二日酔いの薬とドリンクを
飲んだ形跡があった。




これのお陰か〜〜
って、俺は無意識に飲んでいたのか？
でも、
お陰で二日酔いで、デートに行けるよ。




せっかくの初デートなのに二日酔いとか
洒落にならない。
しかも、ちゃんと告白をして
付き合おうと思っていたのに
危ないところだった。




本当なら、全身のメンテナンスもしてから
臨みたかったところだけれど
二日酔いじゃなかっただけマシ。
仕方がない。




せめて、格好だけは少しお洒落目にして
あんまりやり過ぎると
メンバーに何かを言われ兼ねないから
程々にって





そーいや、携帯どうしたんだっけ？




あっ、あんなところに
ソファーに置きっ放しになっていた携帯の
ロックを解除して見ると




した覚えのない北山とのLINEのやり取りを
している形跡が…………




あっ………………




これは、酷い。




そして、
北山からの二日酔いの薬を飲めとの
メッセージを見つけて
これを読んで、
二日酔いの薬を飲んだ事が判明した。




ははは……




しかも、好き好き言っちゃってるし……
とてもデート前夜のLINEとは思えない
残念なやり取りに唖然としてしまう。




北山が呆れていないかと心配になる。




とりあえず、フォローのLINEをするべきか
デートの時な、キチンと謝るかを
悩んでいると時間が迫ってきてしまい




大変、シャワーを浴びないと
出掛けられねーよ。




大至急、シャワーを浴び
クローゼットからお気に入りの服を取り出し
大好きな香りのする香水をbagに入れ
マネージャーが迎えに来るのを待った。




迎えの車が来るまでの間に
やっぱりフォローのLINEをしようと
携帯と何て入れようかと睨めっこ。




ここは、正直に酔っ払っていて
覚えてない事を入れて
そして、
デートの時に顔を見て謝ろう。



LINEを入れると直ぐに返信があった。




おはよう〜二日酔いにならなくて良かった。
デート楽しみにしてるから〜〜




ふぅ〜〜何時も通りで、一安心。

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