あるのは策謀の手 ページ2
主「ティア・ハデス…!」
あ「行きます、大炎輪!」
水と闇の混合魔法と火を纏う斧が交差し、魔物の群れを掃討していく。
高「メテオの加護を…。」
守「よし、行ける!メテオールレギア!」
流星の加護を受けた剣で焔の7連撃を撃ち込む。
最後の魔物が咆哮を上げ倒れていった。
主「はぁ〜…お疲れた…。オールキュア〜。」
高「ありがとうございます。」
あ「そろそろ帰りましょうか。」
守「ここからだとブルーシーの方が近いな。…またテレポートするか?」
主「ん〜…お父さんに見つからないようにブルーシーの宿に行こう!だから、もう少し戦おう」
Aの意見に全員賛同し、戦いながら王国に向かった。
ブルーシー城下街に着いた時は、既に日が傾いていた。
主「えっとね、宿は…こっちだよ!」
みんなを先導して歩く。
中には声を掛けてくる住民もいた。それに対してAは丁寧に接する。
しかし今日は、最後に必ず『ここにいるのは秘密』と付け加えた。
無事に宿に到着すると、フロント前に見覚えのある後ろ姿を見つけた。
主「ああ、つむちゃぁだ!わーい♪」
青「あ、Aちゃん!こんばんは。」
主「今日はこの宿に泊まるの?」
青「はい、明日は…レスティに行く予定なので。Aちゃん達も泊まるんですか?」
主「うん。今日は作戦会議するんだ!」
青「……?そうなんですね、頑張って下さい!それでは。」
つむちゃと話している間に、翠ちゃんがチェックインの手続きをしてくれたようだ。
あ「先輩、お部屋行きますよ。」
主「あ、待って〜!」
先に行ってしまったあずにゃんを、荷物を持ってお部屋まで追いかけた。
守「なかなか広いな!」
高「4人ですし。今日の討伐でお金が多く入って来ましたから。」
あ「ベットはダブルが2つ…先輩、一緒に寝ましょうね!」
守「待った!それは認めん!」
高「……はぁ…うるさ……。」
守「寝るときは俺と一緒だ!な、A!」
主「私は誰でも良いよ。勿論、翠ちゃんでも。」
あ「ダメですよ!女の子は女の子と寝るべきです!」
守「じゃあ、今だけ俺は女の子だ!なら良いだろう!」
高「ふざけんな。」
主「明日何しよ。まだアルカラトには行けないし……。ん〜…。ま、いっか。」
《隣の部屋》
青「………はい、明日には着きますよ。」
青「しかも、途中でAちゃんに会ったんです。」
青「……はい…ええ、分かりました。」
通信機で会話をする相手は
王『Aは俺のものだからな!』
やはり彼だった。
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作者名:メア | 作成日時:2018年2月18日 12時