21--最大の選択肢 ページ21
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「すまないね……残してしまって」
「ぅえ、!?い、いえ全然!問題ナッシングです!!」
「……………少し、話したいことがあってね」
ごめんなさい問題ナッシングとか意味わからない日本語使ってコンクリートがあったら埋めてほしいですッ。
心で土下座しながら
「……話し、とは。」
「A。鬼殺隊の一員として……鬼狩りに協力をしてみないかい?」
……………………………ん????
「えっと……お館様?すみませんもう一度」
「鬼殺隊に入らないかい?」
食い気味!!せめて言い切らせて欲しかったです!
目の前のお館様は微笑みを崩すこと無く私に問う。
いや、私鬼。認めたくない…っていうな現在進行形でまだ自覚ないけどアイアム鬼なんですよお館様。
「えっと………本気ですか?」
「もちろん」
うん、ですよね!本気だよって顔してますもん!顔がまじの方の笑顔!!
お館様の口からまさかそんなこと言われるなんて思わなかった。鬼の私を鬼殺隊に。
鬼が、鬼を刈る。
「………………もう少し、時間を下さい」
もし、私が鬼殺隊に入れば。きっと炭治郎を守れる。炭治郎だけじゃない。他の人も救えるかもしれない。それは、煉獄さんも…………………。
けれど、それじゃあ原作が壊れてしまう。あの人の死ありきで炭治郎達はきっと大きく成長する事ができるんだと思う。なのに、それを無くしてしまえば炭治郎達はいつまでたっても前に進めない。それじゃあきっと勝つ事は出来ない。
だからといって。知っていながら煉獄さんを見殺しにするような事は、私には出来ない。
その決断が出来るだけの技量は、私にはない
「………………そうか。ゆっくり考えて欲しい。返答はいつでも構わないよ」
今日はゆっくり体を休めなさい。そう残して、お館様は奥へと行ってしまう。
炭治郎の成長か、煉獄さんの死か
無理だよっ、そんな重大な事選べない…!
もしも、私が煉獄さんを助けられる状況だとして前者と取ったならば、きっと皆は………炭治郎は私を攻めるはず。
なぜ、煉獄さんを助けなかったのか。
なぜ、
私は大きくため息をつく。
「あーーーー。人生最大の分岐点に出会ってしまった……………。」
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メア(プロフ) - やあさん» アニメ以降の無限列車編のみネタバレとなります! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 紅葉さん» お返事遅くなりすみません!うおお好きが沢山…めっちゃありがとうございます!!続編から先もよろしくお願いします!! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
やあ(プロフ) - この作品、ネタバレありますか…?? (2019年12月16日 2時) (レス) id: 3fd8182389 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - むっちゃ好きです大好きですこんな素晴らしい作品をありがとうございますそれでは続編行ってきます!(ノンブレス) (2019年11月24日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - カオリさん» そうなんですか…!すみません、ご指摘ありがとうございます!頸動脈切ったら即死に変えさせていただきます! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メア | 作成日時:2019年10月5日 22時