22--どこから冨岡義勇 ページ22
.
「来たか」
「ふひぇえええええッッ!!?!」
と、とと、と、
やだ、善逸みたいになっちゃった。
なんでここに義勇さん……?あ、もしかして私に一目惚れしちゃた感じのっ
「付き合え」
「うえ、えええ!??そ、そんな、まだお友達の段階も経てないのにお付き合いは……っていうか私には心に決めた竈門炭治郎という人がッ」
「?……………早く来い」
「え、あ、ちょっと待って置いていかないで下さい!!」
義勇さんは指令が入った炭治郎の代わりに私を蝶屋敷まで送り届けてくれるらしい。炭治郎が頼んでくれたんだろうなぁ、優しいかよ好き。
義勇さん……告白とか思ってごめんなさい。義勇さんが私に一目惚れするわけないですよね自惚れてごめんなさい。さり気なく振ってごめんなさい。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
……気まず!!義勇さんほんとに無口なんですね!そういえばあんまり喋るの好きじゃないんでしたっけ。
好きじゃないなら私から話しかけるのは迷惑だよなぁ。くだらない内容しか思い浮かばないし、そんな話ばかり掛けられても嫌われるかもしれない。
義勇さんのイケメン顔を横から眺めるだけでも結構……眼福だぁ。
目大きい…髪長い。触りたい………
そっとバレないように後ろ髪に手を伸ばす
「_____お前は」
「ふぇ!?は、はい!」
ば、バレた?もしかして触られるの嫌いな人?
何を言われるのかと唾を飲む
「お前は…………鬼なのか」
「え、……あぁ〜。…………わからないです。」
私の前を歩いていた義勇さんは足を止めてこちらを振り返る。
「鬼の匂いはする。鬼の音もする。でも、私は自分が鬼だとは思えないんです……というより。たぶん、認めたくないんです。自分が、人を喰らって生きている者の1人だと」
だって、______
義勇さんは若干目を見開いてからただ一言。「そうか」とだけ言う。
「……そうですっ!」
また道をたどり始めた義勇さんの後ろをついて行く。
ちらりと見えた義勇さんの横顔が、少し嬉しそうに見えた。
.
「わざわざありがとうございます。Aさんを送ってくださって。」
「問題ない」
「……冨岡さん、何かいい事でもありましたか?」
胡蝶は怪しく笑ってそう聞いてくる。
いい事……。
『だって、私___人間が好きなんです』
「………いや」
月に照らされた彼女は
とても綺麗だった
2837人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メア(プロフ) - やあさん» アニメ以降の無限列車編のみネタバレとなります! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 紅葉さん» お返事遅くなりすみません!うおお好きが沢山…めっちゃありがとうございます!!続編から先もよろしくお願いします!! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
やあ(プロフ) - この作品、ネタバレありますか…?? (2019年12月16日 2時) (レス) id: 3fd8182389 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - むっちゃ好きです大好きですこんな素晴らしい作品をありがとうございますそれでは続編行ってきます!(ノンブレス) (2019年11月24日 9時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - カオリさん» そうなんですか…!すみません、ご指摘ありがとうございます!頸動脈切ったら即死に変えさせていただきます! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 80100b30c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:メア | 作成日時:2019年10月5日 22時