49択 ページ5
A「っ、どこ…」
ただひたすらに夢ノ咲学院の敷地を走り回った。もうすぐ本番だからそんな遠くには行ってないはずなんだけど……。まさかファンに捕まったとか!?え、それは勘弁。めんどくさいから←
ステージの近くはけっこう走り回ったし、あと残ってる所といえば………。
顎に手をつけゆっくりと考える
A「…………講堂」
確かにステージからそう遠いわけでもない。それに今は人も少ないだろうから最適な場所だろう
これはもう行くしかないやつ?あ、ですよね。はい。
A「……もー、仕方ないなぁ!!」
*
はぁはぁと荒い息を整えるべく壁に手を付き深呼吸を繰り返す。胸をなでおろしホッと一息ついていると…
「______!」
「___っ」
?話し声
講堂の裏辺りから声が聞こえてきた。
もしかして…と思い私は疲れている足を必死に動かしてそこへと向かった。
ちょうど2人からは視界に入らない位置まで行き盗み見……っていうのは言い方が悪いからチラッと覗き見してみる……いや、これもこれで言い方悪いな←
「どうして、私じゃダメなのかな…?」
A「っ……!」
見なければよかったと、後悔をした。
だって、そこには真緒の背中に手を回して必死に抱きついているあんずちゃんの姿があったから
………っ。こんな状況で出れるわけない、か
そう判断し、2人に背を向けて来た道を戻ろうと足を動かそうとした………
が
真緒「ごめん、あんず。」
あんず「…なんで、かな?この前の時も 言ったよね?それは申し訳ないって気持ちに囚われてるだけって…」
…これ、もしかして3年前の話……?
真緒、あんずちゃんに話してたんだ。
それもそうか。つい最近まで腐っていたこの学院を変えた……『勝利の女神様』だっけ?
そりゃあ信頼出来るよね。
何を勘違いしていたんだろう。私は。
今もまだ私を思ってくれているなんて。
真緒を傷つけた張本人は
“私”なのに。
自分の気持ちに蓋をして真緒を切り捨てた
最低なのは……
真緒「そんなことないんだよ。」
A「っ……」
その言葉がまるで私のせいじゃないと言っているように聞こえてドキッとした。
あんず「なんで!言いきれないよ…!」
真緒「言いきれるよ。俺は……
どんなAでも好きだから…」
その時見えたあんずちゃんの顔が少しの間脳裏に焼き付いていた
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ちご - コメント失礼します!完結おめでとうございます!!ほんとうにこの作品が好きでずっと楽しみにしていました!真緒くんとの最後、すごく好きです!これからも応援しています!(* ' ' *) (2018年2月11日 12時) (レス) id: 0ad94017e8 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 甘党猫さん» もう、好きって言ってもらえるだけでほんっとにありがたいです!!嬉しすぎて泣けてきます……w。コメント本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2018年2月6日 21時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
甘党猫(プロフ) - コメント失礼します!この作品、展開に引き込まれて凄く好きです…!いつも応援してますってことを伝えたくてコメントさせて頂きました!ほんとにこの作品大好きです、作者さん無理をしない程度に頑張ってください(*´ω`*) (2018年2月5日 20時) (レス) id: 9719fbab66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メア | 作成日時:2018年1月15日 0時