39択＊The past volume ページ43
「んん？………あ、まーくん」
おれは放課後Aが用があるからと言うため教室で時間を潰していた…ま、寝てただけなんだけどねぇ
そして机に突っ伏していると見覚えのある赤紫の髪が廊下を通るのが見えた。俺の呼びかけが聞こえたのかまーくんは教室をチラッとのぞいてくる
真緒「……りっちゃん、また授業中寝てたのかー？」
高校いけなくなるぞ〜？という余計な言葉を付けて俺のそばまで来てくれる
凛月「別に〜、俺成績的には全く問題ないしー」
A「…ほんと、なんでお前ら勉強できるんだよ」
呆れたようにそう言ってはぁ…と溜息をつくまーくん。幸せが逃げちゃうよ〜と心の中で思う。
……お前ら、とは俺とAの事なんだろう
凛月「ねぇ、まーくん……………」
声をかければ素直に俺の方を向いてくれる
ほんっと……そーゆう所そっくりだよねぇ。Aと
凛月「なんで怒んないの……？」
ずっと気になっていたことを口にしてみれば案の定何のことか分からないというように首を傾げている
凛月「はぁ……Aとの事、だよ」
真緒「…っ………」
俺が“A”と名前を呼べばまーくんは一瞬で何のことか察したようで俺から目をそらす。知ってるよ、まーくん。何か後ろめたいこととか隠したいことがある時いつも目をそらす。俺が口を開こうとすればそれを遮るかのようにまーくんが口を挟む
「なんで、俺がお前をおこるんだ？…………お前にとっていいことを」
おれが怒るわけないだろ…？
そう言ってはにかむ。それも癖の一つ
ほんっとわかり易すぎて嫌になる
いつもなら『そうだよね』って一言で済ますことができる。でも、今回は……このことはそんな簡単に終わらせることなんて出来ない。まーくんも分かってるはずなんだけどなぁ。
「俺さ、奪ったんだよ？まーくんから」
いつものトーンよりも声を低くして座っていた椅子から立ち上がる。久しぶりに真面目になったためまーくんは方をﾋﾟｸﾝｯと跳ね上がらせ微かに震えながら俺を見る
真緒「う、奪っ………た？な、なにを＿＿＿」
凛月「分かってるくせに……Aを、だよ？」
まーくんの顔は震えていた時よりも更に一層青白くなり冷や汗が出ているのがわかる。それでも必死に抵抗するように
真緒「べ、別に……あいつは誰のものでも…」
凛月「あー……言い方悪かったね。正確にはさ
＿＿＿＿＿Aの心だよ」
まーくん。俺いじわるなんだ
ごめん
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メア(プロフ) - ありさん» ありさんありがとうございます！更新がんばりますね！これからもよろしくお願いします！ (2017年12月10日 17時) (
レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - 芙佳さん» 初めまして！リクありがとうございます！凛月はそろそろ出すつもりなので、これからも楽しんで読んでもらえたら嬉しいです！！ (2017年12月10日 17時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - すごくおもしろいです！きになります！楽しみにしてます！！ (2017年12月10日 9時) (レス) id: f937d59627 (このIDを非表示/違反報告)
芙佳(プロフ) - はじめまして！楽しく読ませていただいています。リクエストなんですがりっちゃん出してほしいです！よろしくです！ (2017年12月10日 0時) (レス) id: bd5173b037 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - こんにちはこんばんは(新)メアです！ (2017年12月4日 23時) (レス) id: 4249191d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メア | 作成日時：2017年11月27日 17時
