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料理を持って行く頃にはいつもの顔色に戻っていた。
それにご飯もちゃんと食べれるようで、いつもと変わらなかった。
じゃあ、何だったんだ?
そう思うが、まぁいいかと考えるのをやめた。
「ご馳走様」
「お粗末さまです!次は怪我したらすぐに手当てしてくださいね!」
「あぁ……本当にありがとう」
「どういたしまして!」
「……よもや」
またキョロキョロと視線を動かしたかと思えば、足早に去った。
今日は結構お話出来たななんて思いながお日様が完全に顔を出し、眩しくて見ずらい後ろ姿を眺めた。
「よもやさんのお仕事ってなんなんだろ…?」
結局怪我の理由も教えて貰えなかったし…先程考えるのをやめた話を一人蒸し返して考える。
でも、体は大きいのに声が小さいと言う事といつもよもやと呟く事くらいしか知らない私には何も分からなく、いつもと様子が違ったから、体調を突然崩してとかが原因だったのだという結論を勝手につけた。
「Aいつまでも見送ってないで手伝ってくれないか?」
「考え事してただけだよ。」
この後来る常連さんたちもそろそろ来る頃だ。
厨房でいつも通り準備しているお父さんの横でよもやさんの使った食器を洗う。
いつも綺麗に食べてくれる小さなよもやさんのお皿は洗いやすい。
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me(プロフ) - 星流さん» ありがとうございます!涙を流せてもらえたなんて…!本当にありがとうございます!嬉しいです! (2020年8月24日 15時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
星流 - 必読の後からボロボロ涙こぼしながら読みましたぁ。なんかもう面白いけど涙止まらなくて両親に不思議な目で見られましたwこれからも応援しますね!! (2020年8月23日 17時) (レス) id: a0acb0a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - りなおさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます!キュンキュンしてもらえてよかったです! (2020年8月17日 20時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
りなお(プロフ) - とてもキュンキュンさせていただきました…!本編もこぼれ話も泣いてしまいました(TT)素敵な作品をありがとうございます!続きも、楽しみにお待ちしております。 (2020年8月16日 3時) (レス) id: 712037cba2 (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - ママよさん» ありがとうございます!お待たせさせすみません。 (2020年7月12日 18時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:me | 作成日時:2020年4月27日 17時