【呪術廻戦】虎杖くんと、したいこと。 (ページ8)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:9,662 hit

8 ページ8

「ねえ虎杖くん。」

「む？」

美味しそうなオムライスを頬張っている虎杖くんに声を掛ける。一緒に食べ始めたのにもう半分以上は食べてあって、食欲旺盛だなと感心する。

「あーん、しても良い？」

「げほっ、ごほっ…ッえ？」

「はいお水」

お水を手渡すと一気飲みをして、「ちょ、もう1回」と未だ咳き込みながら聞いてくる。

「だから、あーん。」

「えと、俺が？Aに？」

「そっちの方がご所望ならそっちでも良いよ」

「いやご所望っつーか、困惑してるんだけど」

虎杖くんが頭をフル回転させて出て来た言葉は「あーんって、あのあーん？」だった。逆にあのあーん以外があるなら教えて欲しい所だけど。慌て過ぎるとアホになる姿も可愛い。

「駄目かな？」

「その聞き方狡いんだけど。断れないの分かるだろ？」

「分かんない」

「嘘付け」

そう言いつつも、スプーンでオムライスを掬って「あーん」と言いながら此方に向けてくれる。
恥ずかしがりながらもやってくれる所が可愛くて仕方ない。

パクリ。あーんとされたオムライスを食べれば口いっぱいに美味しいが広がる。

「これなら毎日食べれるかも」

「だろ？最近お気に入りなんだよなー」

「あーんついでに間接キスしちゃったね」

「ゴホッ！！ゴホッ、っそ、そういうこと言うか普通！？」

可愛い虎杖くんには刺激が強過ぎたみたい。

「間接キス、嫌だった？」
「いや、っつーか、嬉しいとはまた違う、うーん…」
「まあ人の唾液には何万と菌があるから、そりゃ喜べないよね」
「なんでそういうこと言うかな！？！？」

虎杖くんと、したいこと - あーん