【呪術廻戦】虎杖くんと、したいこと。

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「ねえ虎杖くん。」

「何、これから歌唱大会でもするの？」



マイクを通して虎杖くんの名前を呼ぶ。いつもより大きく自分の声が聞こえて、優しい声色で虎杖くんの名前を呼ぶ自分に気付いた。

丁度暇が出来たので2人でカラオケ。虎杖くんは既に何曲か歌っていて、とても歌が上手いことが分かった。



「Aも歌ってよ」

「うーん、あんまり上手くないよ？」

「大丈夫だから！」



特別上手い訳でも無いし、人に聞かせるのは恥ずかしい。ただ虎杖くんがキラキラした瞳で此方を見てくるので、その可愛い顔に負けた。

虎杖くんは何でこんなに可愛いのかなぁ。格好良い所も確かにあるけど、可愛い方が100倍勝ってるよな。
そんな惚気を考えながら歌を入れる。



「これ最近話題の恋愛曲？」

「虎杖くんでも知ってるってことは相当有名だね」

「わ、スッゲェ嫌味っぽい！」



シリアスな曲調が好きだからこの曲がお気に入りになった。
それから、歌詞を辿っていくと、虎杖くんのことを思い出す。

私も虎杖くんに恋をした時はこんなこと考えたな、とか、告白してくれた虎杖くんの顔凄い真っ赤だったなとか。
歌詞と自分たちとを重ねて考えてしまう。

歌い終わると、虎杖くんは爽やかな笑顔で「上手かったなー！」と褒めてくれた。



「なあ、俺たちずっと一緒に居ような？」

「え？」

「……って、この曲聴いて、思った」



恥ずかしそうな虎杖くんに、自然と顔が緩む。
へえ、虎杖くんもそういうこと思ってくれたんだ。





「ずっとって、いつまで？」
「そりゃ死ぬまで！」
「じゃあ任務で死なないようにね」
「やべ、宿儺にやられたりしないよな？」
「事前にお願いしといてね」


虎杖くんと、したいこと - カラオケ

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