第33話 ページ34
一番最初の彼女。高校一年生。
可愛らしい顔に、少しだけ子供っぽい性格、ただ優しさだけは忘れず人に接し、誰からも好かれる彼女。
「…私、その、左馬刻さんが好きなんです!」
「ハッ、そんなのずっと前から知ってんだよバーカ」
彼女が選んだのは碧棺左馬刻だった。
彼女と出会って半年、互いに惹かれあっていた二人の仲に嫉妬していた彼ら。
二人が付き合って半年後、我慢出来なくなった一人が彼女を手に掛けた。
違う、ただ自分のことを見て欲しくて、でも彼女の
3月31日、彼女の命日。
4月1日、第二の彼女が現れる。
幻覚を見ているのではないかと思う程、顔も性格も体格も同じだった。だが違うことがひとつ。彼女は高校二年生になっていた。
彼らは周りが引く程に彼女へ猛アピールをした。去年の出来事を夢だと思い、大好きな彼女に振り向いて貰う為。
「寂雷さんの隣って、何だか落ち着きます。」
まただ
また、彼女は自分を選ばなかった。
違う、あれは自分を選ぶ彼女じゃない。
自分だけの彼女は一体どこに
彼女と出会って半年。そして二人が付き合って半年後、彼女は手を掛けられる。
自分だけの、彼女を、探さないと
3月31日、彼女の命日。
4月1日、第三の彼女が現れる。
そこで彼らは気付いた。
そうか、一年ごとに彼女は現れるんだ。出会って半年で彼女に告白され、その半年後に彼女は…
じゃあ自分を選んでくれる彼女も、絶対に現れる。
そっか、じゃあ、自分以外の奴を選んだ彼女は、要らないんだ。この世から消してしまえば、無かったことに出来る。何もかも、真っ白な状態で、また彼女と恋をすることが出来る。
何だ、簡単な事じゃないか
彼らの気は狂っていた。
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めゃたそ(プロフ) - tauさん» 返事遅くなってすみません( ; - ; )最後までお付き合い頂けると嬉しいです^._.^! (2022年3月12日 1時) (レス) @page32 id: 2adbaf7312 (このIDを非表示/違反報告)
tau - 凄く面白くてずっとドキドキしてます!!更新待ってます! (2022年2月20日 1時) (レス) id: 214b57c649 (このIDを非表示/違反報告)
めゃたそ(プロフ) - 蟹さん» 返事遅くなってしまってすみません( ; - ; )これからラストスパートなので最後までお付き合いください^._.^! (2022年1月25日 6時) (レス) id: b95033d2c4 (このIDを非表示/違反報告)
蟹 - はわわわわ最高です........ (2021年9月26日 10時) (レス) @page27 id: a33ba47173 (このIDを非表示/違反報告)
めゃたそ(プロフ) - 蛇使い座さん» 最近全然更新していないのにコメントありがとうございます…!蛇使い座さんの作品も拝見させてもらってます…!お互い頑張りましょう^^ (2020年3月1日 22時) (レス) id: 344416c129 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めゃたそ | 作成日時:2019年3月21日 23時