IーIII ページ3
随分と走り、キョロキョロ辺りを見回すと舞台が視界に映る。
えーと、舞台見えたから後ろに回って…
言われた通りに走り、ようやく舞台裏へと着く。
「着いたっす！」
手を離しイライザを見やると肩で息をし、膝に手をついていて、ヘーゼルは「ごめんっす…」と呟いた。
「貴方…少し、っ、考え、なさいよ…！」
「ごめんなさいっす…でも、無事着いたっす！」
にぱっと笑うとイライザは怒る気も失せたのか、一つため息をついて、腰に手を当てた。
「…はぁ、…まぁいいわ」
そう行ってイライザはヘーゼルから離れ、舞台裏へと足を運ぶ。
ヘーゼルはニコニコ笑い、そんなイライザを見つめているとピタリとイライザが止まり、ヘーゼルは頭の上にハテナを浮かべる。
「どうしたんすか？」
「………と」
「え？」
聞き取れず、ヘーゼルは聞き返すと少し頬を赤く染めたイライザは勢いよく振り返った。
「ありがとうって言っているのよ！…っそれだけよ！！」
そう言い残して、舞台裏の奥へと走って行ってしまったイライザを呆然と見つめ、ヘーゼルは嬉しそうに笑った。
「どういたしましてっすー！」
彼の休日は、まだ始まったばかり。
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ゆり(プロフ) - キョウさん» ライナーとバサマのやり取り面白く笑ってしまいました。 自分のキャラクター達も登場させて下さい。 (2018年1月11日 8時) (
レス) id: 5d18b714a6 (このIDを非表示/違反報告)
キョウ(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます！光栄です…！頑張ります！ (2018年1月11日 5時) (レス) id: 9a9e1e4fdf (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 面白いです！！頑張ってください。 (2018年1月10日 22時) (レス) id: 5d18b714a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キョウ | 作成日時：2018年1月8日 13時
