いつもの日常に 中編 ページ29
「…お、おいおい！なに泣いてんだよ。
そう言う泣き虫な所は変わってねぇんだな。」
「だ、だってもう…会えないかと思ってて…」
「そんなに泣いてるとまた苛められんぞ。」
おじさんは僕をいじめっ子達から
守ってくれた事がある、
だから僕が泣き虫で弱いって事も知っている。
でももう僕はいじめられっ子じゃないんだ、
変わると決めたから。
「今は道場で修行してる、
僕は前の僕とは違うんだ。
僕、おじさんみたいに強くなるんだ！」
「…！」
プイッと外方を向いたおじさん、
少しだけ耳が赤くなっている気がした。
「あぁ、そうかよ。
泣いてるって事はまだまだだろうけど
まぁ、精々頑張れよ。」
「うん！」
こんなにカッコ悪い姿を
僕のヒーローに見せていられない。
ゴシゴシと強く涙を拭き、
暫くおじさんが一枚一枚めくっている
ヒーロー名鑑のページを覗き込んだ。
「サイタマ、あいついねぇな。」
「サイタマ？どんなヒーローなの？
あ、もしかして怪人の方？」
「いんや、あいつは
確かヒーローだったはずだ。
ふざけたハゲ野郎だったな。」
「ハゲた？？」
ページを捲るが一向に出てこないその人物。
「いねぇな。」
「うん、そこまで
有名なヒーローじゃないみたい。」
とうとう諦めたのかおじさんは
ページを捲る手を止めた。
「しっかし…おっせぇな、A。」
「いつもだったら来てる時間なのに。
どうしたんだろう…何かあったのかな。」
「…何かって、
あいつに限ってそんな事あるわけ…」
突然、辺りが暗くなった。
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hiiragi(プロフ) - 更新、いつまでも待ってます😭🫶 (10月14日 3時) (
レス) id: 17fc942396 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - ワンパンマンは今も大好きです、また熱が戻って来た時、見直しを兼ねて書き足していこうと考えている所存です。その時にまたどうぞよろしくお願いいたします。そして読者の方々には重ね重ねお詫び申し上げます。 (2022年5月16日 16時) (レス) id: 4417e7e43c (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、続きに期待して下さり本当にありがとうございます。この件ですが、ストックは底をつき、新たな話を作ろうにも作者の乏しい記憶力を鑑みると設定崩壊してしまうと考えており続ける事が難しいと見ています。折角の期待に応える事が出来ず、申し訳ありません… (2022年5月16日 16時) (レス) @page35 id: 4417e7e43c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 面白いので続きを期待して待ってます!! (2022年5月16日 14時) (レス) @page35 id: 078838462a (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - リンさん» いえいえ、とんでもないです。お話を読んでいただけて、そしてコメントも…作者として本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年3月8日 9時) (レス) id: b140951648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぼろん | 作成日時：2021年11月20日 20時
