バング道場編 後編 ページ14
「おじさん」
二人の間ではある共通の人物を指すのだが、
それを知っているバングは
もう一人の弟子が此処にいるような…
そんな感覚すら感じた。
「まぁ、弟子達の仲がいいのは良い事じゃ。
チャランコ、お主も混ざってこんか。」
「えっ？！あの中に！！
だって、Aとタレオ、
怪人の話九割で、
ヒーローの話はたった一割ですよ？？
俺、全然わかr、」
「つべこべ言わず行ってこんかい。
わしとまだ組み手をしたいと
言うのなら別じゃがな。」
「い、行ってきます！！」
バタバタと二人の元に
駆け寄っていったチャランコ。
「あ！チャランコさん！」
「お、俺も混ぜろ！
じゃないと疲労で死ぬことになるっ！」
「ハハハ、
師匠の組み手間近で
見れるのならいいじゃないですか。」
「俺はお前とは違って
馬鹿みたいに体力はねぇんだよ！
病み上がりなんだ、勘弁してくれよ。」
「あの流水岩砕拳…
僕も一度、見てみたいな。」
「タレオ…兄弟子として言っておくが、
あまりそう言うのは言わない方がいいぞ。
バング先生がやる気になってしまうからな。」
こそっと耳打ちをタレオにするチャランコ、
まさかその声がバングに聞こえているとは知らずに…
「ほぉ…見たいと言われては見せる他ないのう。
チャランコ、修行に付き合わんか。」
サーっと顔を青ざめさせる
現一番弟子チャランコ。
「バング先生…俺、その…」
「タレオ、よく見ておくんじゃよ。」
「は、はいっ！！」
タレオは間近で見れる！と元気よく返事をする、
そしてやる気満々のバングを止めるものなど
此処にはいない。
「A…お前が代わりに、」
チャランコは最後の望みとばかりに
二番弟子の方へと救難信号を送ったが…
「あ、それじゃあ、
私はチャランコさんがいつ倒れても良いように、
応急処置の準備しておきますね。」
「えっ？！
俺が気絶する前提の話？？！」
「Aは気が利くのぉ。」
「いえいえ、」
Aはチャランコの方を見ずに
既にもう倉庫の方へと歩を進めていた。
とうとう逃げ場がなくなった彼は
最後にバングに言う。
「…お手柔らかにお願い致します。」
「うむ、
新しい弟弟子の見本として
全力でかかってくるんじゃ、チャランコ。
腕がなるわい。」
此処の誰も話気かねぇな…おい。
そう一人、心の中で思いながら
チャランコは白目を向いた。
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hiiragi(プロフ) - 更新、いつまでも待ってます😭🫶 (10月14日 3時) (
レス) id: 17fc942396 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - ワンパンマンは今も大好きです、また熱が戻って来た時、見直しを兼ねて書き足していこうと考えている所存です。その時にまたどうぞよろしくお願いいたします。そして読者の方々には重ね重ねお詫び申し上げます。 (2022年5月16日 16時) (レス) id: 4417e7e43c (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - ゆゆゆさん» ゆゆゆさん、続きに期待して下さり本当にありがとうございます。この件ですが、ストックは底をつき、新たな話を作ろうにも作者の乏しい記憶力を鑑みると設定崩壊してしまうと考えており続ける事が難しいと見ています。折角の期待に応える事が出来ず、申し訳ありません… (2022年5月16日 16時) (レス) @page35 id: 4417e7e43c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 面白いので続きを期待して待ってます!! (2022年5月16日 14時) (レス) @page35 id: 078838462a (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - リンさん» いえいえ、とんでもないです。お話を読んでいただけて、そしてコメントも…作者として本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年3月8日 9時) (レス) id: b140951648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぼろん | 作成日時：2021年11月20日 20時
