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襲撃 中編2 ページ10

「「「…、」」」

もし追いかけられでもしたら
困ると思っていたが…

敵は黙ったまま彼らを
追いかける様子は見せない、
それどころか全員が私に
向かって狙いを定めているのだ。

(そうか、つまりは…)


瞬きをしたそのほんの一瞬、

「最初から私だけが狙いって訳だな。」

そこにはいなかった筈の忍びが数人
一瞬で姿を現し、私に斬りかかって来ていた。

「でも、そっちの方が好都合っ!」

チャクラ出力百パーで蹴り上げると
ドカンと辺りの地面が揺れ、
土煙と突風が巻き起こる。

と同時に万華鏡写輪眼を出して
数人と目を合わせて捉える。

「「「!」」」
途端に意識を失い崩れ落ちる数人。

「そうか…やっとわかったぞ。
お前ら、テンリと同じ一族の奴らだろ。」

テンリの術であれば
この一瞬で誰一人気付けずに
此処まで近づく事も可能だろう。

寧ろ、それが十八番のようなもの、
やっぱり便利な術だ。

「…我々と来てもらうぞ、晦冥。」

「…目的はなんだ。」

「言う必要はない。」

「じゃあ、行かない。」
万華鏡写輪眼で彼らを睨む。

まず礼儀がなっていない。

それにこいつらはテンリを
見捨てた最低な奴らだ。
元からそんな奴らの言うこと
聞く必要などないだろうが…

「では、無理矢理にでも連れて行く。」

「ハッ、やってみろ。」

軽く挑発しながら、
刀はさっき投げてしまってないので
丸腰で私は拳を握る。

次の瞬間、
私の万華鏡写輪眼が数カ所の光を捉える。

(見える…)

「グハッ!」「ガッ、」「?!」
その場所から現れた忍者達を先回りして
思いっきり拳や、蹴りやらをお見舞いしてやる。

「これで最後だッ!」

そして最も簡単に、
手下であろう忍者共全員をのすと、
最後に残り腕を組み何もせずに見物だけを
していた男へと視線を向ける。

「お前がボスか。

部下に全てを任せて
自分は悠々と高みの見物とは…」

こんな上司を持つ
部下達はかわいそうだな。

私はちゃんと自ら仕事場の
最前線には立っているし、
部下には細かな気を配っているつもりだ。

こいつとは違って上に立つものとしての
立場をしっかりと弁えている。

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おぼろん(プロフ) - MAREさん» MAREさん、コメントありがとうございます!遂に…ですね!かなーりマニアックな所まで足を突っ込んでしまわないか心配ですが…こんなに沢山の設定がごちゃ混ぜになっているお話について来てくださり本当に感謝しかないです!これからも期待に沿えるよう頑張ります! (2021年7月25日 23時) (レス) id: cc1232a354 (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 続編おめでとうございます!遂に大筒木の一族関連の事が出てくるのか、、。楽しみです!応援しております (2021年7月25日 21時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おぼろん | 作成日時:2021年7月24日 19時

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