弟の面影 後編 ページ49
…もしここで寝てる所をカエデに
見つかりにでもしたら…
「…あー、カエデ…に、怒られ…」
そんな事を思いながら
いつのまにか意識が
落ちてしまっていたらしい…
「姉ちゃんって、
だいぶ変わったな。」
そんな声が私に意識を呼び覚ました。
「…!」
視界の先に見えたその存在に
私は度肝を抜く。
本当に…
本当に久しぶりに彼をこの目にした。
「ハハハ
何、驚いてんだよ。姉ちゃん。
まるで俺が死んでたみたいじゃんか。
まー、実質、
姉ちゃんにとっては
死んだも同然何だろうけど…」
「…どうして…おま、」
本当にどうしてだろうか、
いつもの自分であれば涙が
滝のように流れ出していいはずなのに…
今の彼は放つ異様な雰囲気が
そうしてはくれなかった。
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おぼろん(プロフ) - MAREさん» MAREさん、コメントありがとうございます!遂に…ですね!かなーりマニアックな所まで足を突っ込んでしまわないか心配ですが…こんなに沢山の設定がごちゃ混ぜになっているお話について来てくださり本当に感謝しかないです!これからも期待に沿えるよう頑張ります! (2021年7月25日 23時) (レス) id: cc1232a354 (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 続編おめでとうございます!遂に大筒木の一族関連の事が出てくるのか、、。楽しみです!応援しております (2021年7月25日 21時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おぼろん | 作成日時:2021年7月24日 19時