検索窓
今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:26,576 hit

臆病者からの大逆転 後編2 ページ20

マダラ視点

あまりにも突然の事で、
俺はつい否定をしてしまう。

「ふ、ふざけるなっ!
違うっ、これは、そう言うのでは」

「でも、兄さんが
ずっと純潔を貫いてるのって…」

「イズナっ!
もうお前は黙ってろ!」

「えぇ…でも黙っておけないよ。

やっぱり兄さんは
その立場に立ってるからこそ、
兄さんの後継が後継者として必要なんだし。

それは兄さんも理解してる事じゃない?」

「っ、」

イズナはそう言うと苦い顔をしている俺に
対して揶揄うように小声で言った。

「父上は早く孫の顔が見たいってさ、兄さん?」

「イズナっ!テメェっ!!」

「イタタタっ!!」

此奴め、
兄をおちょくるとは…

かなり強めに耳を引っ張ってやると
イズナは涙目で痛がるが、
その口元は笑っていた。

「何笑ってやがる!」

「いたぁ…いや、だって…
それでこそ、いつもの兄さんでしょ!

俺は落ち込んでる兄さんとか、
あんまり見たくないんだよね。」

「…っ!」

「この日になると兄さんって
かなり調子狂うじゃん。

今日から千手との戦が始まるんだから、
そんな調子であの千手野郎との
戦いに行かないでよ。」

「なっ、この俺に限ってそんな事!」

「あるでしょ。」

「な、」

俺が言い返そうと口を開くと
そこに、部隊長のヒカクが割り込んできた。

「ぞ、族長っ!」

「イズナ覚えておけよ…

それでなんだ、ヒカク。」

「先程、進軍する道を横切る
怪しい者共が居るとの報告が入り、

小隊が万事を窮して向かったのですが…

暫くしても連絡が来ず、
確認をしに私の部隊で行った所…」

此処でいつものヒカクにしては
珍しく言い淀む。

臆病者からの大逆転 後編3→←臆病者からの大逆転 後編



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
設定タグ:ナルト , 転生 , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おぼろん(プロフ) - MAREさん» MAREさん、コメントありがとうございます!沢山オリキャラを出しすぎて皆さんの中でごちゃごちゃになってしまわないかとても心配だったのですが、楽しく読んで頂けているとの言葉、安心しました!楽しくお話を書き続けて行けるのも全て応援のおかげです!頑張りますね! (2021年7月10日 17時) (レス) id: fd0f1f35b3 (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 続編おめでとう御座います!オリキャラも段々出て来て、ストーリーも進んでとても楽しく読ませてもらってます。 これからも頑張って下さい! (2021年7月10日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おぼろん | 作成日時:2021年7月4日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。