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前途多難な子供達 後編3 ページ43
「貴様ら、
それは事実なのか？」
自分がヒルゼンに呼び捨てにされている
なんて事すら気にせず、
マダラは彼らにはそう再度問う。
「A先生が、
男じゃなかった…事ですか？」
「違う。
そんな事は昔から知っておるわ。
俺はイズナとAの関係に
ついて聞いている。」
此処で一人ハッとしたカガミ、
族長うちはマダラの実の弟は
自分達の担任をしているあの…
うちはイズナである。
「そ、れは…」
そう言う事は言ってもいい事なのか？
もしかすると…
A先生にも、
イズナ先生にも迷惑をかけてしまうのでは…
と口籠る賢いカガミ。
しかし、そんなカガミの考えも虚しく、
考える事もせず突っ走る子供が
一人彼を押しのけてマダラに言う。
「A先生とイズナ先生、
チューしてたッ！！」
「ちゅ…う？？」
聞き慣れない言葉を繰り返すマダラ。
うちは最強の忍者がそんな言葉を
口にしているだけでもとても滑稽に見えるのだが…
実際に此処にいる人間はそうでもない。
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