滅亡を求む不死身な転生者第七章【NARUTO】 (ページ2)

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夜道歩きはほどほどに　前編2 ページ2

「二人…かなり仲がいいのかな？
ねぇ、柱間殿。」

「そうじゃないぞ？」
火花を散らす二人を端に、
ボソリとカルマが柱間にそう話しかける。

「赤髪、貴様の目は節穴か？」

柱間にそう話しかけたカルマを
威圧するようにマダラが睨む。
しかし、彼は動じない。

「アハハ、聞いたA？
俺の目が節穴って！！

僕ほど人を見る目がある人間はそう居ないと思うんだけどなぁ…でも流石のうちはに言われたらなんか来る物があるな～。アハハ。」

「貴様…」

「おいおい、やめろよ。」

こいつはかなりの天然だ…
自分が言っている事が相手を苛つかせるピンポイントを突いているだとか思わないのだ。

「すまない、マダラ。
こう言う奴なんだ…彼は。」

私はカルマを背にして
額の血管をピクピクいわせているマダラに
彼の代わりで謝る。

「チッ、お前が謝る必要もないだろう。」

舌打ちをしながらも
彼から引き下がってくれた。

まぁ、此処で喧嘩にでもなったら
色々と大変だ。

「ありがとう…」

その様子をじっと見ていた扉間。

「…？なんだ。」

「いや、」
不思議に思って聞いてみても、
彼はそう言ってソッポを向いてしまった。

なんなんだ？

「A、そういえば
今日は此処に泊まるんでしょ？」

「結局…そうなったな…
アキトに言わないとな…」

「あぁ。大丈夫！アキトには俺から言っておいたよ、さっき。」

「は？？」

もしかして、
此処まで全て作戦通りという訳か？

ブルリと体を震わせる私に
クスクスとカルマは一人笑った。