どうしてこんな事に 中編2 ページ42
私は彼のその感覚を妙に思いながら返す。
「…お前に気にされる言われはない…」
案外酷い事言ったはずなのに、
彼は目を輝かせると興奮気味に言う。
「前までは、A、
何言っても無視だったけど、
こうして返してくれるって事は少しは仲良くなってるって事だよな！」
「…。」
本当に呆れる。
お母さんを殺した部隊とは仲良くなんてなれるわけがないのに、
しかし、そんな思いも
彼がぶち壊してくるのだ、毎回毎回。
「…これだから、
お前とは話したくないんだ…」
あっちへ行けと、と私は意思表示するが彼はどこ吹く風とばかりに私の横に並ぶ。
「あのなぁ…、」
私が何か言おうとすると、
整列！と声が聞こえた。
その瞬間、辺りを緊張感が包み
皆その人が来るのを背筋を伸ばして待つ。
「今回の任務は無事終わったようだな…」
そう言って姿を現したのは、
現、国のトップ兼、私の実の父親…
(クソ親父…)
私がそう彼を蔑称で呼んでいる事梅雨知らず
追忍部隊隊長が彼に肯定の一礼すると、
満足したかのように彼は頷く。
「うむ。ご苦労。」
彼はそう言うと他のメンバーとは違って
頭二つ分ほど低い私の方に視線を向ける。
「今日も、随分と有意義な時間だったのだろうな。A？」
そう言って奴は私の首元を見る。
怪我をし、そして再生した部分には新しい細胞で出来てしまうので、
少しばかり他の部分と比べて肌色が白くなってしまう…
つまりどこを怪我したのかがバレバレになるのだ。
今日も新しい修復跡が残っている事に
奴は嬉しそうに口角を上げる。
「…チッ、」
「Aッ、貴様、
族長様になんて無礼を！！」
私が何も答えず舌打ちをすると、
部隊隊長が口うるさく罵ってくる、
そこを奴が片手を上げて黙らせた。
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おぼろん(プロフ) - MAREさん» コメントありがとうございます！！ジョジョも大好きなので、どうしてもジョジョネタをぶっ込みたかったんですwww面白いと言ってくれて本当に嬉しいです！ (2020年12月13日 15時) (
レス) id: 1ee1bd2324 (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白かったです！初っ端のジョジョネタで笑いましたww主様とは気が合いそうですw (2020年12月13日 10時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろん(プロフ) - 豆腐の角さん» コメントありがとうございます！！いくつも掛け持ちしてるので申し訳ないです。他のと両立できるようにがんばります！！ (2020年11月28日 6時) (レス) id: 32dbdc0bea (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の角(プロフ) - おお！今度はナルトですね！おぼろんさんの作品のナルトはとても面白いし他にはない作品なので、とても嬉しいです！これからも楽しみにしてます！ (2020年11月27日 21時) (レス) id: d448052499 (このIDを非表示/違反報告)
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