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翌日
すっかり良くなったので登校することにした。
教室に入るとすぐに声をかけてくれる子や
昨日の授業で進んだ分のノートを貸してくれる子。
優しいクラスメイトに囲まれて朝を過ごしていると
「 Aー！おはよー！ 」
海人が笑顔で教室に入ってきた。
「 おはよ。昨日はありがとう 」
「 いいよ。てかあんなに差し入れしちゃって
逆に迷惑じゃなかった？数多かったよね？ 」
「 まだ全部食べてないけど嬉しいよ 」
「 よかった〜。Aいなくて寂しかったんだ。
もっと元気になったらどこか遊びに行こ 」
「 うん。楽しみにしてる 」
ホッとした海人の顔を見て私も安心した。
もしかしたら怒ってるんじゃないかと思ったから。
だけどその後やってきた廉とは顔も合わせず
後ろを向いて話しかけようともしなかった。
廉も海人も何も言ってこなかったし
私も聞く勇気が持てなかったけど
少なからず私と廉が同じ家にいたことを
海人に知られてしまったのは確定していた。
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月13日 18時
