第28話裏:悪癖は早く直さないとね。 ページ8
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考え事をしている時の私は、周りの音を遮断してしまうらしい。更に言うなら周りの様子すら認識しない。前々からどうにかしようかと思っていたのだが、中々直らない。そもそも幼少期から染み付いたものだから、今更どうにかしろと言われてもほぼ無理なのだ。
――とか何とか余裕ぶっこいてた数分前までの自分を殴り飛ばしたい。
「待ちなさいよ」
なーンーでー、ここに第三位が来るんですかァ!?
そもそも何でここにシェリー？ 私は自販機に小銭を投入して、出てきたコーヒーを飲ンで、ゴミ箱に空き缶を捨てただけなのに、何で原作の行間に巻き込まれてンの？ そもそも避難警告出た？ 私聞いてないよ!?
「アンタと、ちゃんと話がしたかったのよ。あの時の私は何も出来なかったけど、今回ばかりは譲らないわ」
あ、何かスイッチ入ってる。今にでも音速の三倍でコインが飛んできそうな気がする。飛ばしそうな雰囲気纏ってる。
さて、どうしようか。寄り道しない事を約束に登校したので、下手に時間を食うと芳川サンにどう言われるか。そしてどンなペナルティを科されるか。ここはアレだな。少し汚い手を使うが、「ここで御坂美琴と一方通行は出会わなかった」という原作通りの内容にしよう。うン、少々汚いけど。
「――誰かと間違えていませンか、と検体番号〇〇〇〇一号は貴方の認識に疑念を抱きます」
他人のフリって素晴らしいですよね!!
「……は？」
「誰かと間違えていませンか、と検体番号〇〇〇〇一号は再度問います」
あ、これ細かい所ツッコまれたら終わりじゃね？ 第三位って「誰が計画を提案したのか」とか「何の為に生み出されたのか」とか、根掘り葉掘り聞いてきそうな気がする。そういう場合の妹達ってどう対応してたっけ。
「今度は……今度はどこのどいつなのよ!! あの子達で能力者の量産は無駄だって分かったでしょ!?」
「はい」
「だったらどうしてよ!! どうして、アンタが……アンタみたいなのが新しく生まれてんのよ!! 今度は何しようっての!?」
「禁則事項です」
「……教えなさいよ」
「禁則事項です。それでは、失礼します」
「待っ――」
「あら一方通行。おかえりなさい。ちゃんと約束は守ってくれたのね」
「約束ってのは守るために存在するンだろ」
果たしてあれは正解だったのだろうか。
まァ、大丈夫だろう。
そンな事より打ち止めの容態が気になって仕方がない。
培養器は確か、こっちだっけ。
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yuumin^_^ - 続きこーしんしてくださると夏休みの宿題がはかどりますゥいつまでもいつまでも待ってますゥ！ (2022年8月12日 11時) (
レス) @page11 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
ガウェン・ララン - まだですか？待ってるよ！ (2018年3月17日 13時) (レス) id: 57c12d23b9 (このIDを非表示/違反報告)
ムスカ(ﾊﾞﾙｽしないで)(プロフ) - 続編おめでとうございます!!
これからも、応援してます!! (2017年8月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 73140b95f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊桜 | 作成日時：2017年8月14日 14時
