百四六 ページ46
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「嗚呼、三成か羽柴殿とは上手くいっているか？」
三成という名前を聞いて、直ぐに振り返った。そして、拍子抜けしてしまった。
教科書やら資料を見るにキッツい顔だろうと、思い込んでいたのに、なんなら真逆で返ってきた。白髪で薄く黄色い瞳はなんとも物憂げで柔らかい笑みを浮かべていたのだ。そして、口元の黒子はやたらとフェロモンが溢れ出ている。歩く1♡8禁か？
光秀がくだけた口調なのは三成が後輩だからだろうな。単に年齢が低いからかもしれないが。
「ええ、秀吉様にはとても良くしてもらっています。半兵衛様もとてもお優しい方です。
そちらの方は光……い、えっと…よ、慶様でしたでしょうか…？」
突然、自分の偽名を呼んできたので会釈をする。にしても、名前を呼ぶのに随分かかっていた。覚えきれていなかったのか。
「珍しいな、名前を覚えるのは大の苦手であっただろう？それとも、光慶に興味が湧くところがあったか？」
たった今気付いた。光秀の本性はこっちだな。若干にやにやとしている口、目元はあまり見えないが中々意地悪い顔をしている。と言っても、別に三成を嫌っているわけではないだろう。だが、三成はへらへらとしていた。
「…ふふっ、光秀様は私のことをよく理解していらっしゃいますね。嬉しいです。
実は数日前の光慶様が信長様と顔を合わせた際、参列させて頂いたのですが、信長様は光慶様に随分と気を取られていたようでしたので。
うろ覚えではありますが、頭には残ってましたよ」
からかわれているのに、自分のことを理解してくれていると解釈し、感謝を述べる三成。中々変な人間らしい。
にしても、信長はあれで気に取られていると言うのか、殺されるかと思ったな。
「成程、信長様は光慶の事は気に入られたか。
ただ話をぼうっと突っ立って聞いているだけだった俺を突然引っ張り、三成の真正面に立たされしっかりと目が合う。光秀は何を考えているんだ？前もって何をするか言ってもらわないとこっちは反応に困る。
「私に、ですか…？」
三成も困惑気味だ。目をぱちぱちと瞬かせている。
「父上、そのようなお話は存じていませんが」
不審に思って光秀を見詰める。
「まあそう腹を立てないで欲しい」
別に腹は立てていないが、とは思っているがこれ以上何かを言うのも面倒なので黙っておいた。
＊
お待たせ致しました…
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愛之助(プロフ) - そうです《自主規制》のひとりごとです＾＾ (5月21日 19時) (
レス) @page39 id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ま、まさか……薬〇のひとりごと……！？ (5月21日 19時) (レス) @page39 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 玲さん» 作品の目次ページにボタンとCSSて書いてあるとこでオフにして貰えたらノーマルになるのでお願いします〜🙏💦 (2022年7月10日 21時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - すいません。とっても面白いんですけど背景のせいで文字が見にくいです。 (2022年7月10日 20時) (レス) @page39 id: be882aa841 (このIDを非表示/違反報告)
なーーみ(プロフ) - 愛之助さん» もう本当に感謝しかないです（ ; ; ） ありがとうございます。 これからも頑張ってください。応援してます！！ (2021年5月17日 22時) (レス) id: af11d71d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大手裏剣
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時：2019年9月29日 1時
