百四七 ページ47
中々更新が出来ず申し訳ないです!
コメント頂いたのに…<(_ _)>
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「私は信長様の命で領地へ戻る。
その間、三成に光慶を頼みたい、どちらも織田に来たばかりのものだから話しやすいだろうと思う」
「私は構いませんよ?
光慶様と少し話もしてみたいですからね」
俺も別に異論はない。
俺を連れて行かない、ということは信長には単独で行くように命じられたのだろう。もしかしたら、光秀が不在の間に俺は何か試されるかもしれない。少なからず、誰かに似ていると皆感じているかもしれない。なんたって顔はそのままなのだから。
「よろしくお願いいたします。三成殿」
軽く頭を下げると、三成はにこにことと微笑みながらこちらこそ、と快く返事を返すのだった。
その後、信忠が戻ってきたことによる少々の仕事をこなし、終わると三成が書庫に行きたいと言うのでついて行く。
「光慶様は肺を患っていらっしゃるのですか?」
「ええ、まあ」
三成はちらりと俺の顔を伺って(ほとんど見えないのだが)何故か謝罪を述べる。
「すみません、無神経でした。余り触れられたくは無いものですよね」
「大丈夫ですよ」
だって俺、肺は健康だもの。
もしかしたら、俺の顔がいつも目元しか見えないのと、しかも無表情なので感情を勝手に解釈されてしまっているのかもしれない。
「そうですか?あ、着きました」
「書庫なんてあったんですね」
俺がいた時はそういうものはなかった気がする。あるといえばあるが、部屋を設けるほどではなかった。
「いえ、つい最近作られたばかりですよ」
そう言って、戸を開けると無数の書物が棚に敷き詰められ、床にもいくつもの書物が転がっていた。はっきり言うと、片付けられていなかった。三成は、もう、また棚にしまってない、だかなんだか文句を零して、落ちている書物をせっせと分別して片付ける。
「小学生か…」
「しょう…?なんて言ったんですか?」
「お気になさらず。にしても短期間でよく集まったものですね」
俺も床に重ねられた書物やらしまう場所を間違っているものを手に取り、三成の手伝いをする。流石に見てるのはなんというか融通がきかないというだろう。
「私も感嘆致しました。信長様が異国に興味があったそうで、種類も豊富なんですよ」
確かに言われてみれば数は多くないが、いくつか英語で書かれたものもある。戦術の本が多い。
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愛之助(プロフ) - そうです《自主規制》のひとりごとです^^ (5月21日 19時) (レス) @page39 id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
カケオレ - ま、まさか……薬〇のひとりごと……!? (5月21日 19時) (レス) @page39 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛之助(プロフ) - 玲さん» 作品の目次ページにボタンとCSSて書いてあるとこでオフにして貰えたらノーマルになるのでお願いします〜🙏💦 (2022年7月10日 21時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - すいません。とっても面白いんですけど背景のせいで文字が見にくいです。 (2022年7月10日 20時) (レス) @page39 id: be882aa841 (このIDを非表示/違反報告)
なーーみ(プロフ) - 愛之助さん» もう本当に感謝しかないです( ; ; ) ありがとうございます。 これからも頑張ってください。応援してます!! (2021年5月17日 22時) (レス) id: af11d71d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大手裏剣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時:2019年9月29日 1時