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11話 by.エルトリア ページ11

道具がない、と悔しそうにベレッタの血を申し訳程度に拭うイルーナ。つまり、道具があれば…

「俺が、道具を…!!」

そう言いおき路地裏から駆け出す。


中心街の方へ向けて走りながら、頭の中で必死に考えるのは調達先。医療器具を置いているところは少なからずあるだろう。でも消毒は?すぐ傷口に当てられるものではないはず…

自然と焦りが生まれる。結局、俺は役に立ててないじゃないか…!


「あ、君…arm!」

っ、なんだってこんな時に!

「何?おにーさん、俺に用なら後でゆっくり聞くけど」

「君、リオンの…?何か、力になれることがあれば力になるよ、君、何かさがしているようだったから」

フードの下からのぞき見える手入れの届いた金髪。この人が、きっと前の土産をリオンに渡した人だろう。

少し、少しだけ頼らせてもらおう。複雑な感情が心を締めるが…

「すぐ使えるような、医療器具を…手当てをしなくちゃあ、ならない…!!」

12話 by.べレッタ→←10話 by.イルーナ



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珠雨(プロフ) - 終わりました。夜遅くにすみませんm(_ _)m (2015年9月22日 1時) (レス) id: 078e786632 (このIDを非表示/違反報告)
珠雨(プロフ) - 編集します (2015年9月22日 1時) (レス) id: 078e786632 (このIDを非表示/違反報告)
まんり(プロフ) - 終わりました! (2015年9月21日 21時) (レス) id: 86b4ce5e2e (このIDを非表示/違反報告)
まんり(プロフ) - 編集してきます (2015年9月21日 21時) (レス) id: 86b4ce5e2e (このIDを非表示/違反報告)
まんり(プロフ) - 花柳@IN率低下さん» いないと思いますよ! (2015年9月21日 15時) (レス) id: 86b4ce5e2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まんり x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年9月19日 0時

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