29話*人工呼吸 ページ32
〜千鶴side〜
斉藤さんがAちゃんを連れてきてから
土方先生たちによりAちゃんは日差しの当たらないテントの下に寝かされる
斉藤さんによるとAちゃんは助け出した時にはまだ息が合ったそうだった
そのあとに意識を失ったらしい
千「Aちゃん……」
私の目からはついに涙が零れ落ちた
握っているAちゃんの手は指一本動かない
それでもなんとか息はしているらしく回復を待つばかりだった
土「病院に行くべきか………」
そう言いながらスマホを手に取る土方先生の表情にも焦りが見られる
その場にいる全員の顔からはすでに笑顔は消え去っていた
平「おっ俺！！なんか飲み物買ってくるな」
そう言って平助君は立ち上がった
ムリに笑顔を作っていることが分かった
Aちゃん、はやく目を覚まして………
平助君が全員分の飲み物を買ってまた戻ってきた
平助君に渡されたオレンジジュースを私は開けずにその場に置く
そして、Aちゃんの呼吸が少しずつ弱くなっていることに気が付いた
土「土方先生！！Aちゃん、息が……！！」
私の叫びに全員が敏感に反応し、土方先生はすぐに脈をとる
土「確かに、少しずつだが脈が弱くなってきてるな……」
原「土方さん、これまずいんじゃ」
そう言って原田先生もAちゃんの手を取って体温を確かめている
新「とりあえず人工呼吸すればいいんじゃねぇの？」
真顔でそういう永倉先生
その言葉に多少動揺が見られる人も何人もいた
土「救急車呼ぶにもできることはしといたほうがいいしな……」
そう言って３人で話しこむ先生たち
平「って言っても誰がやるんだよ！！」
平助君はこの場の空気に合わない照れを混ぜた焦りを見せる
でも、人工呼吸は人によってAちゃんがショックを受けることになるから……←
千「あの、私がやりましょうか？」
平「えっ！！えぇえ？？！！千鶴が？？！！そんな、破廉恥な！！」
土「平助！！状況を考えろ！！」
土方先生に怒られて平助君はうっ！！と声を出す
沖「じゃぁ、僕がやりましょうか？」
冗談なのか本気なのか
総司先輩はそう言いながら私の隣に座りAちゃんを覗き込む
原「総司はやめとけ」
沖「何でですか？誰がやっても結果は同じじゃないですか」
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誠魔猫(プロフ) - 沖田総羅さん» 覚えてるよ！読んでくれてありがと(´∀｀)がんばる！ (2014年12月17日 20時) (
レス) id: 69dd3b8f50 (このIDを非表示/違反報告)
沖田総羅(プロフ) - 久しぶりー覚えてるかな？？ 続き頑張ってね( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年12月11日 11時) (レス) id: 34718c419b (このIDを非表示/違反報告)
誠魔猫(プロフ) - 桜龍さん» ありがとうございます （＾ω＾） 体育祭どうなるか私自身も分かんないんですけど・・・・・！！がんばりますね← (2014年12月7日 9時) (レス) id: a2013eb07b (このIDを非表示/違反報告)
誠魔猫(プロフ) - 鈴星さん» うそだよ！ちー様も入るよ((( (2014年12月7日 9時) (レス) id: a2013eb07b (このIDを非表示/違反報告)
桜龍 - 読ませてもらっています！いよいよ、体育祭ですね。更新、頑張って下さいね！ (2014年6月27日 23時) (レス) id: ddae8638df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠魔猫 | 作成日時：2014年2月20日 17時
