27話＊海の中で ページ30
海の中、私は必死に思考を巡らせた
でも、もとから頭の悪い私には得策なんて思いつかなくて
あ(このままじゃ、死ぬ！！)
その思いが強くなり、また一段と足掻きを強めた
なんとか海の中から顔を出すことはできても、息を吸った瞬間またすぐに海の中へと逆戻り
片方の足が使えないだけでなんとも不便だった
足掻きを続けるうちに段々と体力も低下していく
あ(あ、もう無理……)
私は海の中で足掻くことを諦めた
諦めることしかできなかった
重たい体はゆっくりと底のほうへと沈んでいく
ただただ息を吐きその吐いた息が丸い泡となって出ていくのを見守ることしかできなかった
死んだな、これは
そう思う他なかった
思えば短い人生だった
ろくなことのない人生だった
あのとき、油断してなければこんなことにならなかったのに
少しずつ、少しずつ、
体は沈むのをやめなかった
意識がほぼ消えかけたその時だった
誰かに腕を掴まれた………？
腕を掴まれた感触の後、誰かが私の体を抱え込む
その後、沈む一方だった体は少しずつ光へと近づいていく
そして
あ「ぷはっ！！はぁ、はぁ、はぁ、」
私の顔は海の中から脱出することができた
すぐさま息を吸い荒々しく息を吐く
何度も何度も激しい呼吸を繰り返すうちに
私は意識を失った
誰かに支えられた、温もりと共に
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誠魔猫(プロフ) - 沖田総羅さん» 覚えてるよ！読んでくれてありがと(´∀｀)がんばる！ (2014年12月17日 20時) (
レス) id: 69dd3b8f50 (このIDを非表示/違反報告)
沖田総羅(プロフ) - 久しぶりー覚えてるかな？？ 続き頑張ってね( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年12月11日 11時) (レス) id: 34718c419b (このIDを非表示/違反報告)
誠魔猫(プロフ) - 桜龍さん» ありがとうございます （＾ω＾） 体育祭どうなるか私自身も分かんないんですけど・・・・・！！がんばりますね← (2014年12月7日 9時) (レス) id: a2013eb07b (このIDを非表示/違反報告)
誠魔猫(プロフ) - 鈴星さん» うそだよ！ちー様も入るよ((( (2014年12月7日 9時) (レス) id: a2013eb07b (このIDを非表示/違反報告)
桜龍 - 読ませてもらっています！いよいよ、体育祭ですね。更新、頑張って下さいね！ (2014年6月27日 23時) (レス) id: ddae8638df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠魔猫 | 作成日時：2014年2月20日 17時
