【薄桜鬼】それでもあなたが好きでした。

19話＊お化け屋敷 ページ21

あ「にゃー！！！」



男1「うわっ！！ってAちゃんじゃん
え？何？猫のコスプレ？」



男2「すんごい似合ってるね！
良かったら一緒に文化祭回らない？」



あ「無理です」



さっきからおんなじような事ばかり言われている

ってかみんなしてコスプレコスプレってなんなの？！
お化け屋敷で一人だけコスプレするやつがあるかっつうの！！

次来た客には脅かし方を変えてやろうか
いっそのこと金属バットで殴りかかってやろうか←


ほんと、なんで私がこんなことしなきゃいけないわけ？！


私はいらだちを覚えながら近くにあるセットをガンっと殴って見せる

…………。
普通に痛い←



もー！！むかつくむかつくむかつく！！

そんなことを考えていると後ろから誰かに肩を叩かれた

何かと思い振り返ると



あ「平助くん、どうしたの？」



後ろには身体中に包帯をまいた平助くんが立っていた

確か、平助くんはミイラ役だったっけ？



平「A、休憩入っていいってさ」



あ「休憩？？！！」



やっと回ってきた休憩の時間に私は一気にテンションが上がる



あ「やった！！じゃあ平助くん頼みましたっ！！」



平「あ、そうじゃなくて
俺も休憩なんだけど良かったら一緒に回らねぇか？」



薫「ちなみに交代は僕だから早くそこどいてくんない？」



そう言いながら平助くんの後ろからひょっこっと出てきた薫。

薫はどうやら雪女らしく見た目からして女の子としか思わない
ってかもうそれ千鶴だよね



あ「分かった、じゃあ一緒に回ってろ！」



そう言って私は薫と交代のハイタッチをする
平助くんが出口へ向かうのが見えて私もそのあとを追った



平「Aはどこ行きたい？」



あ「んー、とりあえず千鶴のとこ」



平「じゃあ執事喫茶だな！」



千鶴のとこは執事喫茶なんだ
確か、1-1は2-3と3-1と一緒だったよね？

知り合いは千鶴と伊吹くんくらいか……


期待に胸を膨らませながらも私は執事喫茶へと向かった

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